■今月の表紙
「前橋びな」として県のふるさと伝統工芸品に認定されている人形の島久(本町一丁目)のひな人形。市技能功労者でもある三代目の田島祐幸さんと四代目の悠太さんが1体1体丁寧に仕上げるひな人形は、本市のふるさと納税返礼品にもなっています。
■取材ノート
現在は海外製が主流だというひな人形。人形の島久では、全国的にも珍しく、頭(かしら)から装束まで一貫して自社で作成しています。頭の作成には伝統技法「桐塑胡粉(とうそごふん)技法」を用い、装束の生地にも並々ならぬこだわりが。中でも、能装束に用いる生地や県産の絹糸「世紀21」で織られた生地を使用した物は、素人目にも分かる格別の美しさ。日本伝統の文化や技術を守る手仕事に感動しました。(須藤)
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