いきいきまえばし人

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■アスリートたちの道しるべに
JOYNOTE代表取締役
清水慶記さん・39歳(関根町)

プロサッカークラブ・ザスパ群馬などでプレーし、2023シーズンをもって16年間の現役生活に幕を閉じた清水さん。
「Jリーグには年金や退職金制度がないため、入団当初からセカンドキャリアへの不安がありました」
現役時代、ゲームパティシエと呼ばれた清水さんがセカンドキャリアに選んだのはチョコレート作り。
「妻からもらった手作りチョコレートのおいしさに感動し、自分でも作るようになりました。コーヒーと一緒に味わうのがリラックスできる時間です」
セカンドキャリアを見据え、クラブにチョコレート作りに取り組みたいと伝えたのは、引退の一年前。クラブの理解もあり個人事業主として活動を開始した。
「目立ちたい性格でもなく、サッカー以外のビジネスをすることで人からどう思われるかを気にしていました。しかしやりたいことを声に出し、行動に移したことで、商品プロデュースや飲食に関するノウハウを学ぶ機会をもらうことができました」
そこで生まれたのが自身の名前にちなんだブランド名のチョコレート。本市のふるさと納税の返礼品としても提供している。
「サッカーしかやってこなかった自分がこの事業を成功させることで、他のアスリートや企業のロールモデルとなりたいです」と清水さん。「よろこびをしるす。」チョコレートを作り続ける。