■Vol.6 歯科定期受診
口は食事をしっかりとって健康な体をつくるために大切な役割を果たしています。今回のテーマは「歯科定期受診」です。
歯科受診を定期的にすることで口を安定したコンディションに保ちます。痛みが出てからでは治療に時間がかかり、手遅れになりがちです。かかりつけ歯科医を持ち、自分の歯をできるだけ残すことが健康長寿につながります。
◇歯科定期受診では何をするの?
歯や歯茎の健康状態を確認し、虫歯や歯周病を早期発見、予防することを目的とした検査をします。
[虫歯のチェック]
虫歯は見えるところだけでなく、歯と歯の間や詰め物、かぶせ物の下など見えない所にもできます。
[歯周病のチェック]
歯と歯茎の境目の歯周ポケットの深さを測ります(1〜3ミリメートルが正常値)。歯茎が炎症を起こすと歯周ポケットが深くなります。
[歯石除去]
歯垢は、付着したままにしておくと歯石になり、歯周病の原因になります。歯ブラシでは取れません。
[歯磨きチェック]
毎日のセルフケアが大切です。磨き残し箇所のチェックや歯ブラシ、歯間ブラシ、糸ようじの動かし方などを再確認します。
[義歯のチェック]
義歯の劣化や残存歯を保つためにはメンテナンスが大切です。使用している人でないと分かりにくいばねの緩みやかみ合わせなど、不都合なことを伝え、使いやすく調整しましょう。
[気になることを相談]
オーラルフレイル症状のかみにくい、むせやすい、口の渇きなど症状や歯並び、顎の痛みなど気になることを相談してみましょう。
歯の健康は全身の健康に直結します。「治療する」から「予防する」にシフトチェンジして健康長寿を目指しましょう。
問合せ:長寿包括ケア課
【電話】027-898-6133
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