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令和4年度決算報告 まちの家計簿

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群馬県千代田町

令和4年度一般会計および特別会計の決算概要がまとまりましたので、ご報告します。

■一般会計
◇歳入
一般会計の歳入は、総額92億9,781万円となり、前年度と比べ11億7,416万円の増額となりました。
主なものでは、近年大幅に収入額を伸ばしているふるさと応援寄附金(以下、ふるさと納税)は、千代田町が持つ群馬県歴代最高額を更新し、30億8,666万円となりました。また、町債は総合保健福祉センター整備事業が完了したことから、4億4,923万円の減となりました。
町税を中心とした町が独自に調達できる「自主財源」の割合は74.2%で、残りの25.8%は地方交付税や国・県支出金などの「依存財源」です。
今後も、財政運営の安定性のため、更なる財源確保に努めていきます。

■一般会計
◇歳出
一般会計の歳出は、総額87億1,013万円となり、前年度に比べ14億8,910万円の増額になりました。
ふるさと納税関係の経費や基金の積み立てなどにより総務費が18億8,137万円の大幅増となりましたが、総合保健福祉センター整備事業が完了したことなどから衛生費は3億1,368万円の減額になりました。
主な事業では、KAKINUMAアリーナ照明のLED化やちよだecoパーク西の整備を実施し、環境施策に重点的に取り組んだほか、感染症対策をはじめ、教育・保育環境の充実、公共施設の老朽化対策など、行政全般にわたり事業を実施しました。
今後も、住民福祉向上のための諸事業を展開していくとともに、効率的な行財政運営を行っていきます。

■一般会計・特別会計決算額

■町有財産〔令和4年度末現在〕
町有財産には、使用目的が限定されている土地などの「行政財産」や、法令に基づき積み立てている「基金」などがあります。

■町債〔令和4年度末現在〕
町債とは、町が国や金融機関から借り入れたお金のことです。

■財政運営の現状
町監査委員による審査の結果、「健全化判断比率」と「資金不足比率」は、いずれも国が定める早期健全化基準以下であり、「適正」と判定されました。
◇令和4年度健全化判断比率

◇令和4年度資金不足比率

※比率が算定されない場合は、「-」(該当なし)と記載

■監査委員報告の概要
一般会計及び各特別会計を通じて、審査に付された決算関係諸帳簿、証書類は整備されており、計数的にも正確でした。
基金の運用も含め総体的に、ほぼ健全な行財政運営がされており、行政目的が達成されたものと認められます。

◇主な財政指標
町の財政力を示す財政力指数が0.742で若干数値が下がりましたが、地方交付税の再算定によるものです。財政構造の弾力性を示す経常収支比率は94.9%で、前年度より9.7ポイント上昇しましたが、物価高騰による経常経費の膨張が数値に現れたものと思われます。

◇全般的事項
歳入については、ふるさと応援寄附金が令和3年度決算を上回る30億円超の決算額となっており、町財政に多大なる貢献をしています。歳出については、各種事業の展開にあたり、総合計画及び総合戦略を柱とした計画的な実施に努めつつ、新型コロナウイルス感染症対策や環境施策などの行政課題にも重点的に対応されていました。
令和4年度一般会計決算では、基金残高は約19億円の増加、実質単年度収支は約2億円の黒字、公債残高は約3億円の減少となっており、町の財政運営状況は評価をするところです。

◇総括
行財政の合理化・効率化を図りつつ、住民福祉の増進と魅力ある町づくりのため、より一層努力されることを期待します。

問合せ:企画財政課・財政係
【電話】86-7007

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