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熱中人130

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群馬県千代田町

■FWJ選手※フィジーク
◇かつて内気だった少年が自分の力を信じる青年に
―濵島 翔太さん(福島出身・26歳)―

フィジークは、筋肉の格好良さ・美しさ・バランスを競う競技。夏の浜辺でサーフパンツを履いた男性が最も格好良く見える姿を想像していただけるとわかりやすいかと思います。均整の取れた肉体美を持つ精悍な男性は濵島翔太さん。
今でこそ活発そうな外見の濵島さんですが、幼いころは内気で自信のない性格でした。高校では短距離走の選手を目指して陸上部に入部。最初の1年間は成長痛のため棒に振ってしまいましたが、3年生の高校総体で決勝に出場するほどの努力を重ねました。このころから、内気な性格は変化し、自分に自信が持てるように。
しかし、身体が細いというコンプレックスもありました。当時は身長173cmで体重50kgほどで、友人から「ガリガリだな」と言われたことが悔しくて筋肉トレーニングを開始。最初は自宅で筋トレをしていましたが、継続することが難しく3ヵ月で断念してしまいました。その半年後に館林の市営ジムに通うように。そこで仲良くなった友人と切磋琢磨しながら筋トレを重ねました。更に高みを目指して、2年後にはパーソナルジムに入会。さらに身体が大きくなった濵島さんは、フィジークと出会います。
まずはフィジークの全国大会「RISING(ライジング) STAR(スター) CHAMPIONSHIPS(チャンピオンシップ)」への出場を目標に。身体を大きくするために、とにかく量を食べて、筋トレするという日々でした。さらに大会3ヵ月前からは減量期間で、三食のご飯はお米と鶏むね肉、ブロッコリー、味噌汁のみの生活。一番苦しかったのは、大会前日の水抜きだそうです。一切の水を飲めず口に含んで濡らすのみ。お風呂に入った後が本当にきつく、体が水を欲しているにも関わらず、飲んではいけないため横になってごまかしました。我慢の成果もあり、大会当日は体重70kgで体脂肪率4.8%。濵島さんは大会の雰囲気を「他の出場者たちは、水抜きでピリついていて、声も掛けられなかった」と振り返ります。緊張により、ポーズを取るときに足が震えてしまいましたが、4位入賞。現在は、次回大会での優勝を目指してトレーニングを積んでいます。
濵島さんは「子どもが生まれたばかりなので、筋トレだけでなく子育ても頑張りたい。パパとして、次回の優勝を目指します」と意気込みを聞かせてくれました。
※FWJ(フィットネスワールドジャパン)…フィジークの団体名

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