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群馬県千代田町

■少年野球監督
◇チームの勝利は喜び100倍―髙橋 靖享(やすゆき)さん(福島・35歳)―
町唯一の少年野球チーム「千代田ゴールデンイーグルス」の監督を務める髙橋靖享さん。今日も笑顔いっぱいで、子どもたちに囲まれ、チーム全員から好かれる人気者です。
そんな髙橋さんが野球を始めたのは意外にも遅く、高校生の時。小学生ではミニバス、中学生では柔道部でした。実は、小学生の頃から野球に興味を持っていましたが、父から「体が大きく力が強いのだから、まずは柔道で一人前になりなさい」と言われていました。柔道の成績は、1、2年生で73キロ級、3年生では81キロ級のすべてで県大会出場。父との約束を果たした髙橋さんは、晴れて硬式野球部に入部します。
しかし、周りは小学生から野球をやっていた部員ばかりのため「地味な基礎練習をする日々だった」と振り返ります。毎日の練習でボールに触れるのは、グラウンドを20周走り、ダッシュを10本してから。81kgあった体重は、あっという間に70kgまで落ちます。レギュラーになりたいという強い気持ちと持ち前のド根性できつい練習を耐えきった髙橋さん。1年生の夏には、見事「7番・ライト」の座を勝ち取ります。初めてヒットを打った時の気持ちの高ぶりを、今でも忘れないと懐かしみます。
その後も一生懸命練習に励み、3年生では「4番・捕手」とチームの中心選手に。(株)スバルの選手が指導する群馬県高野連技術強化練習会の選手に高校代表として選ばれました。そこには、のちにプロ野球選手となる元オリックス小島選手や松井選手、元ロッテの細谷選手など、そうそうたる顔ぶれが。とても貴重な体験になったそうです。
また、中学でやっていた柔道の動きや筋力が、野球に通づるものが多く、父が柔道を極めてからと言っていたことの意味を、この頃気が付いたと回想します。
野球の魅力を「チームが勝った時の喜びを皆で共有でき、チーム全員が評価されること」と語る髙橋さん。今は「JAグループ群馬杯」に向けて子ども達を熱心に指導しています。監督として子どもたちに伝えたいことは「勝つ喜びはもちろん、継続して練習することや、仲間を思いやる気持ちの大切さ」と話してくれました。

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代表 金子
【電話】080-4137-2160

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