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熱中人132

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群馬県千代田町

■空手を楽しんでもらうのが第一です。
◇空手道指導者
―大谷 光男(てるお)さん(舞木15区・71歳)―

身体を動かすことが大好きな大谷光男さん。中学・高校の頃は体操部に所属していました。大人になってからはジョギングを続けていましたが、走る以外のこともしたいと感じるように。歳を重ねても継続でき、ステップアップできるようなスポーツを模索していました。
そんな時、自身の子どもが習っていた空手道に興味を持つように。大谷さんはもともと武道に関心があり、大学生の時に空手教室を見学したことがありました。当時は瓦を素手で割るなど、身体を痛めるイメージを持ち断念。子どもの空手を見ているうちに興味が沸いてきた保護者数人と一緒に空手を習い始めました。
ちょうどその頃、埼玉県で高校教師をしていた大谷さんは空手の強豪である県立進修館高等学校に転勤。空手部の副顧問になりました。レベルの高い学生を指導するために仕事以外の時間を空手に費やす日々。厳しいトレーニングで鍛錬を積んでいましたが、黒帯の昇段審査直前に、重度の腰痛になってしまいました。一度は審査会を見送りましたが、何週間ものリハビリを耐え抜き、空手をはじめて3年間で黒帯を取得。その苦しさを耐え抜いたことが今の自信に繋がっています。その後も数々の形の演武や組手、筋肉トレーニングなど厳しい練習を重ねる日々。たゆまぬ努力の結果、現在の段位は5段です。また、審判の資格も取得し、土日は県内の大会で予定がびっしり。大好きな空手だから、全く苦にならないと笑います。
退職した現在は大泉町で子どもたちの指導をしています。道場からは国際大会で活躍する清水那月選手を輩出。大谷さんは、子どもたちと触れ合いながら、汗をかくことで充実した毎日を送っている様子です。
子どもたちの指導について「空手嫌いにならないように褒めることと怒らないことを心がけています。嫌いになって辞めてしまうと今までの鍛錬が水の泡になってしまう」と語る大谷さん。自身について「次の目標は6段。合格率はかなり低いですが頑張って取得します」とさらなる高みを目指しています。

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