■つつみクラブエース
◇大好きなバレーボールを生涯楽しみたいです
―川﨑 千穂さん(赤岩3区・45歳)―
はつらつとした長身の女性は川﨑千穂さん。
バレーボールを始めたのは中学生の時。館林市に住んでいた川﨑さんは、先輩に誘われてバレーボール部に入部しました。運動が好きで活発な川﨑さんは瞬く間に実力をつけ、チームの中心メンバーとなった中学3年生の時には館林市の大会で優勝。県大会にも出場しました。蒸し暑い体育館で汗だくになりながら、ボールを追いかけていたことをよく覚えているそう。当時の部活仲間とは、今でも年に数回集まるほど仲良くしています。高校生の時には一般のバレーボールチームで活動し、就職してからは館林市役所のチームに入部。県内12市の大会で3位に入賞したこともあります。
出産を機に千代田町に転居し、ママさんバレーボールクラブの「つつみクラブ」に入部。当時のつつみクラブは郡の大会で優勝し、県大会に出場するほどの強豪でした。そんな川﨑さんに、ある日悲劇が。試合中に足をひねり、前十字靭帯を断裂してしまいました。手術を行い、その後リハビリ生活を送ることに。1年間の厳しいリハビリを乗り越え、ケガは完治しました。
時が経ち、世界は新型コロナウイルスによるパンデミックに。その影響でバレーボールクラブは次々と廃部になってしまいました。つつみクラブは何とか耐え抜き、町内で存続している唯一のクラブに。当時、クラブの代表を務めていた塩田由香さんが、このクラブの伝統やバレーボールの素晴らしさを伝えるために尽力していました。笑顔の絶えない方で、常に周囲を明るくする方だったそう。しかし、彼女は病魔に侵され、若くして亡くなってしまいました。クラブのメンバーたちは、塩田さんの思いを継承し、今日も活動を続けています。
川﨑さんは最後に「今後は県大会に出ることが目標。そして何よりも大切なことは、バレーボールを楽しむことです」と笑顔で話しました。
■ママさんバレーボールクラブメンバー募集中!
体験・見学はいつでも可 ブランクおっけー!
練習日:毎週金曜日午後7時30分~9時
練習場所:町民体育館
問合せ:川﨑
【電話】090-1652-9523
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