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熱中人 144

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群馬県千代田町

■写真愛好家
◇中途半端に終わらせたくない。やるならとことん。
大越四男さん(赤岩3区・71歳)
大越四男さんは雪が降りしきる山形県米沢市に生まれました。高校卒業後、就職の関係で群馬県に。仕事の関係でイギリスに7年間住んでいましたが、そこではマンチェスターなどの歴史、文化、スポーツ、現代性が融合した美しい都市の景色が広がっていました。刺激的な毎日を記録するためにデジカメで撮影することを楽しんでいました。日本に戻ってきた大越さんは職場の写真仲間から誘われ、徐々に写真撮影の面白さに魅せられます。当初は有名な観光地に出かけてはシャッターを押しまくりましたが、次第に人とは違う写真が撮影したくなります。
そして、奥日光の自然美に魅了されます。奥日光の風景は、深い森、湖、そして静かな山々が広がり、その神秘的で落ち着いた雰囲気は写真撮影にぴったり。防寒しながら車中泊するために自家用車の改造もしています。多い年は20回以上も出かけ、ほとんど車中泊して朝日が昇るタイミングで撮影。光と影が織りなす絶妙な瞬間をとらえるために大越さんはカメラ片手に向かいます。
館林に発足したフォト風クラブに在籍し、毎年6月に三の丸芸術ホールで展示会を開催。その後、新橋病院のご協力により病棟に写真を飾っています。病院に来られる患者さんが少しでも癒されるように平成10年から今まで継続して展示。今では群馬テレビ写真コンテストや館林市写真公募展で複数回入賞するほどの実力です。友人が持っていたドローンの撮影風景を観てからはドローンにも挑戦。カメラで撮影する環境では不可能な場所にも制約の範囲内で移動が可能となりました。コントローラで画面を見ながら動画と静止画の記録。操作方法が繊細なため、週1回程度、腕が衰えないように練習しています。
大越さんは「色彩や構図、光の具合、被写体の選び方に自分らしさを反映することで、他の写真とは一線を画した唯一無二の作品を作り出すことができます。やるならとことん拘(こだわ)っていきたいです」と笑顔で話しました。

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