Q 「桐生市交通ビジョン」とは何ですか?
A 「住んでみたい」「ずっと住み続けたい」と思ってもらえる桐生市を目指し、「交通」の視点からまちづくりを考える基本構想です。
私たち一人ひとりが、「自分ごと」として、まちの存続、ひとの暮らし、環境負荷の低減に思いを寄せて、バスやタクシー、鉄道、道路など、交通環境のあり方について学び考え、行動を変えていくことを推奨していきます。
・本ビジョンの本編と概要版は市ホームページにあります。
◆基本理念「みんなで考え、みんなでつくる 彩りモビリティで つなぐ未来交通」
市民一人ひとり「みんなが主役」です。
市民総ぐるみでの交通まちづくりを推進します。
複数の交通手段を適材適所で使い分けながら、楽しく快適に移動できる「ときめく交通まちづくり」を目指します。
◇子どもと子育てに寄り添う
子育て世代にやさしい公共交通の充実や、子どもの通学に役立つ交通の仕組みづくり、幅広い世代を対象とした交通環境学習(モビリティ・マネジメント教育)を展開し、バスや電車などを便利に楽しく利用できる人々を増やします。
◇桐生・みどり両市の交通ボーダーレス化
桐生・みどり両市のバスの乗り入れポイントの拡充や、両市をつなぐ広域バス路線の検討など、両市域における一体的な交通ネットワークの構築を目指します。
◇ゆっくりズムのまち桐生
桐生市は「ゆっくりズムのまち桐生」を掲げ、「SDGs(エスディージーズ)未来都市」として内閣府の選定を受けています。
先端技術とゆとりをもったライフスタイルの融合による「ゆっくりズムのまち桐生」の実現に向け、交通分野においてもMAYU(まゆ)をはじめとした次世代モビリティの積極的な活用などの取り組みを官民共創のもとで一層加速していきます。
◇10年後の目指す姿
自家用車に頼りすぎている昨今の傾向から脱却し、「マイカーなしでも暮らせるエリアの多いまち」、「バスや電車、MAYUなど多彩な移動手段が選択できるまち」になることを目指し、「市民総ぐるみ」で、未来へと続く桐生の交通まちづくりに取り組みます。
◆目指す姿(10年後)
マイカーなしでも暮らせるエリアの多いまち
バスや電車、MAYUなど多彩な移動手段が選択できるまち
◇MaaS(マース)※1の推進
◇乗って楽しい魅力ある交通
◇環境負荷の少ない車両の導入
◇地域拠点
コンパクト・プラス・ネットワーク※2による再編
・幹線軸の明確化
・地域内交通・乗合タクシー、自家用有償旅客運送
・ボランティアによる助け合い
◇中心拠点 桐生駅周辺
新たな移動形態の導入
・次世代モビリティ、福祉車両、スクールバス、民間タクシー
・カーシェアリング
・MaaSの推進、自動運転技術
◇近隣都市(みどり市・伊勢崎市など)
生活圏のボーダーレス化
地域間の連携強化
・バス交通の相互連携
・広域バスの導入
※1 Mobility as a Service(モビリティ アズ ア サービス)の略。移動そのものを一つのサービスとして捉え、あらゆる移動手段を最適な方法で円滑につなぐこと。
※2 人口減少・高齢化が進むなか、医療・福祉・商業などの生活機能と住居などがまとまって立地し、さらにこれらの地区が公共交通によりネットワーク化されること。
問い合わせ:交通ビジョン推進室交通ビジョン推進担当
【電話】内線386
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