◆あなたはだれ? ~ほかの動物に間違われる動物たち~
オオカンガルー・セキセイインコ・マーラ担当 増田 多美(ますだ たみ)技術員
今回は、ほかの動物に間違えられてしまう動物をご紹介します。この機会に何の動物か覚えてもらえると嬉しいです。
(1)オオカンガルーのメス
いやいや、カンガルーくらい知ってるよと思われるかもしれませんが、オオカンガルーのメスはワラビーとよく間違えられます。実は、カンガルーは細かく分類され、大型種から小型種まで55~67種類もいます。小型のものをワラビー、中型のものをワラルー、大型のものをカンガルーと呼んでいます。違いは体の大きさだけなので、ワラビーと間違えてしまうのも無理はないかもしれませんね。
また、よくカンガルーの子供に間違われることもあります。柵を隔てて飼育しているオスに比べてかなり小柄ですが、飼育しているメス6匹は全頭成獣です。
(2)マーラ
マーラはテンジクネズミ科に属し、モルモットに一番近い動物ですが、ウサギ、カンガルー、シカなど色々な動物に間違われています。間違われる要因である長い耳と脚ですが、長い耳は天敵の存在をいち早く察知するのに役立ち、長い脚は天敵から逃げるときに大活躍します。
当園には同じテンジクネズミ科に属するカピバラがいます。マーラには尻尾がありますが、カピバラにはありません。逆にマーラにはなくてカピバラにある部位もあります。ぜひ見比べてみてください。
今年度中には新メンバーのカピバラも展示されます。また、よく間違われる動物たちも当園にはいますので、ぜひよく観察してみてくださいね。
問い合わせ:未来へはばたけ山田製作所桐生が岡動物園
【電話】22-4442
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