新年のご挨拶 謹賀新年

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◆教育文化都市の実現を
桐生市長　荒木　恵司
明けましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、旧年中は、市政の運営に対し深いご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
桐生の「顔」として整備が進む桐生新町重伝建地区では、昨年7月に公開活用施設「まちなか交流館」を開館しました。同地区については、車道・歩道の石畳風舗装化などと合わせて、町並みの景観が整うことから、人気施設である遊園地・動物園との周遊性も向上させながら、観光誘客をさらに推進し、中心市街地の活性化につなげてまいります。
さらに、昨年11月、夜間のタクシー不足解消のため運行を開始した日本版ライドシェアについては、夜間の新たな交通手段として、市民の皆様の利便性の向上を図ってまいりたいと思います。
さて、本市の最重要課題である人口減少対策については、これまで推進してきた各種施策に加え、私が掲げている人口減少対策の柱の一つである「桐生独自の教育環境の確立」に注力してまいります。具体的には、昨年6月に開設したデジタルクリエイティブ人材の育成拠点である「tsukurun(ツクルン)KIRYU(キリュウ)」や全国から注目を集めている子どもだけの仮想のまち「ミニきりゅう」、群馬大学と連携した「未来創生塾」や「サイエンスドクター事業」、小学生の観光ガイドのスペシャリストを育成する「ジュニアアンバサダー制度」、さらには小中一貫教育の義務教育学校である「黒保根学園」など、桐生独自の教育資源の連携と活用を図り、全国にも類を見ない学園都市、教育文化都市の実現を目指してまいります。
さらには、本年4月、角川ドワンゴ学園が運営するインターネットを活用した通信制高校であるR高等学校が、桐生女子高跡に開校予定です。これにより、年間を通して約7千人の生徒がスクーリングという対面形式の授業を受けるため、本市を訪れることになります。本市でのスクーリングにより、交流人口の拡大による地域活性化だけでなく、飲食や宿泊等による地域経済の活性化にもつなげてまいります。
本市には、教育をはじめ歴史・文化・自然・織都・球都など全国に誇れる地域資源が数多くあることから、これらの資源をさらに磨き上げながら、公民連携による「オール桐生」で小さくても活力に満ちた魅力ある持続可能なまちづくりを進めてまいりますので、今後も変わらぬお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
新年にあたり、皆様の益々の御健勝と御多幸を心よりお祈り申し上げ、年頭の御挨拶とさせていただきます。

◆「いちばん身近な頼れる議会」を目指して
桐生市議会議長　人見　武男
明けましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては、令和7年の新春を穏やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、平素より市議会の活動について多くのご支援とご協力を賜り、深く感謝を申し上げます。
昨年を振り返りますと、コロナに伴う行動制限の撤廃から1年が経過し、社会活動や経済活動が以前のように行われるようになり、市民の皆様の活気に満ちた笑顔に喜びを感じられた1年でありました。
一方で、依然として続くエネルギーや食料価格の高騰など、市民の皆様の生活はまだまだ厳しい状況にあると感じております。さらに、全国的な課題である人口減少や少子高齢化、多発する地震や豪雨などの自然災害など、課題は山積しております。
この難局を乗り切るためには、市民の皆様と共に知恵を絞り、共に手を携え解決することが肝要であると考えており、「議会報告会・意見交換会」や「まちづくり討論会」「議会モニター制度」「出前講座」などの実施に積極的に努め、市民の皆様との対話を重視してまいりました。
また、同時に、市民の皆様の声を市政に反映させるべく、所管事務調査事項の研究を鋭意進めるとともに、「政策提言」や「要望書」を市長に提出するなどの取り組みも行ってまいりました。今後も、市民の皆様からのさまざまなご意見を拝聴するなかで、皆様の声を市政にしっかりと届け、二元代表制の一翼を担う機関としての責務を果たせるよう、議員一丸となって取り組んでまいる所存でございます。
さて、待望の新本庁舎が完成し、1月6日に開庁となります。議会エリアは4階となりますが、新議場には、本会議の様子や説明資料などを映し出すモニターを設置し、車椅子用の傍聴スペースも設けました。ぜひ傍聴にお越しいただき、新しい議場での市議会の様子を直接ご覧いただければと思います。
今後も、「いちばん身近な頼れる議会」を目指し、より一層、市民の皆様にわかりやすい、開かれた議会となるよう、取り組んでまいりますので、どうか本年も更なるご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、皆様にとりまして幸多き一年となりますよう、議員一同、心よりご祈念申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

◆桐生市議会
※詳細は本紙をご覧ください。