■知事コラム
Where there’s a will,there’s a way.~意志あるところに道は開ける~Vol.64
私は、県内の現場へ赴き、県民の皆さんと直接語り合う対話集会「大井川知事と語ろう!新しい茨城づくり」を開催しています。集会では、地域に根差し、特色ある活動をしている団体の見学や、座談会形式での意見交換を行うことで、皆さんの生の声をお聴きしています。
例えば、次世代リーダーの育成に取り組むプロジェクトや、高校生のボランティア団体、商店街活性化に向けて活動する店主の方など、これまで、さまざまな地域で、多様な分野の団体との対話を行ってきました。どの団体も信念をもって活動をしている姿に感銘を受けるとともに、活動を通じた課題・目標についても、共通理解を図ることができました。
9月には、県北地域で無農薬・減農薬栽培に取り組む若手農家団体「Re:Agri(リアグリ)」に伺い、メンバーの皆さんと意見交換をしました。Re:Agriでは月1回、日立市役所前でドライブスルー形式で野菜を販売するとともに、持続可能な「かっこいい農家」の姿を積極的に発信するなど、農業を志す次世代農家を増やしたいとの思いで活動が展開されています。
無農薬・減農薬という生産方法だけでなく、県北地域ならではの流通経路や、ターゲットを絞った販売方式など、それぞれの農家の特色を生かしつつ利益を得ている姿は、今後、新たに就農される方に向けても、大変参考になる事例ではないかと感じました。
今後も、直接県民の皆さんの声を聴きながら「新しい茨城づくり」に取り組んでいきます。
茨城県知事 大井川和彦
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