◆「地震だ!」安全確保を最優先に!
令和6年能登半島地震では、住宅の被害や断水などが続き、住民の暮らしに大きな影響を与えています。
地震はいつ、どこにいるときに発生するか分かりません。いざというときに、自分の身を守るため、各家庭で日頃から必要な「備え」をしておくことが大切です。
◇商業施設・駅
慌てて出口・階段などに向かわず、照明などの下やガラス棚から離れる。施設の誘導係員の指示に従う。
◇自宅
座布団などで頭を保護し、大きな家具から離れて机の下に隠れる。ドアや窓を開け、出口を確保。
◇エレベーター
最寄りの階で停止させ、速やかに降りる。
◇自動車
慌てず、ハザードランプを点灯しながら徐行し、周囲の状況を確認して道路左側に停車。エンジンを止めて揺れが収まるまで車内で待ち、収まったらドアをロックせず車内にキーを置いたまま避難する。
◇電車・バス
つり革、手すりにしっかりつかまり、車外に投げ出されないようにする。乗務員の指示に従う。
◇山や崖の近く
落石や崖崩れに注意しながら離れる。
◇路上
落下物から頭を守りながら、ブロック塀や自動販売機、建物などの周囲から離れる。
◇海の近く
強い揺れを感じた時や、津波警報を聞いた時は、すぐにその場から離れ、高台に避難する。
◆地震が起きる前にやっておくこと
■Check1持ち出し品の準備
家族など同居者全員のことを考えながら準備しましょう。
・飲料水・非常食(最低3日分、できれば7日分)
・現金・預金通帳などの貴重品
・懐中電灯・携帯ラジオ
・予備の乾電池
・携帯充電器
・常備薬
・おくすり手帳のコピー
・衣類・下着
・毛布・タオル
・マスク
・ウエットティッシュ
・生理用品 など
■Check2避難場所の確認
○避難目標地点まで実際に歩いてみる
どれくらいの時間がかかるか、夜間・雨天時も併せて確認
○津波ハザードマップを見てみる
○家族との安否確認手段を決めておく
災害用伝言ダイヤル(171)、携帯電話各社の災害用伝言板サービスなど
■Check3住まいの地震対策
○1981(昭和56)年5月以前に建築された木造住宅は、今すぐ耐震診断を!
県では、市町村と連携して耐震化に対する支援を行っています。
・耐震性の有無を無料~数千円で診断
・耐震改修の工事費用に対して、最大100万円の補助
※補助の実施などの支援内容は市町村によって異なります
○「倒れる」「動く」もの
専用のつっぱり棒やL字型金具で固定
耐震粘着マットなどを敷く
○「われる」「とぶ」もの
窓や扉、食器棚などのガラス部分に飛散防止フィルムを貼る
開放防止の留め具を付ける
○地震保険への加入
生活を立て直す、最初の一歩を踏み出すために役立ちます。
・防災情報の発信について
・地震保険などについて
・地震被害想定調査結果を公開
<この記事についてアンケートにご協力ください。>