■知事コラム
Where there’s a will,there’s a way.~意志あるところに道は開ける~Vol.59
県では、本県農林水産物の魅力を広く国内外に発信し、認知度向上とイメージアップを図ることを目的として、食に関する分野で活躍している方に「いばらき食のアンバサダー」を委嘱しています。4月には、米国・マイアミで高級日本食レストランを経営するアルバロ・ぺレス・ミランダ氏に委嘱しました。
アルバロ氏が経営するミシュラン一つ星レストランでは、昨年10月に私自ら米国を訪問した際のトップセールスを契機として、常陸牛をはじめ、コメ、長芋、日本酒などの茨城県産食材を常時お取り扱いいただいています。今回、アルバロ氏は、実際に生産現場などを視察され、今後もより多くの県産食材を取り扱っていきたいと、高い評価をいただきました。
私は、知事就任以来、県民一人ひとりの「生産性」が高く、さまざまな困難にも耐え得る、豊かで経済力がある社会の構築が不可欠との考えから、差別化・高付加価値化による「儲かる農業」の推進に取り組んでいます。
これまで、市場ニーズを踏まえた戦略的な営業活動と海外での積極的なトップセールスを行い、この6年間で農産物の輸出額は10倍に増加しました。また、今月号で特集したメロンの「イバラキング」や梨の「恵水」は、ブランド化を推進することにより、昨年度、都内百貨店などにおいて1玉1万円を超える価格での販売が実現しました。
引き続き、本県を代表する農林水産物について差別化を図り、話題性のある取り組みによるメディアへの露出を図ることで、認知度向上およびトップブランド化を目指してまいります。
茨城県知事 大井川和彦
<この記事についてアンケートにご協力ください。>