■知事コラム
Where there’s a will,there’s a way.~意志あるところに道は開ける~Vol.61
深刻な人手不足が社会問題となっている昨今、本県産業を支える優秀な外国人材の確保は喫緊の課題です。そのため、私は、国際的な人材の確保・育成から生活、教育環境の整備など、あらゆる施策を推進しています。
まず、ベトナムとは、2019年に現地地方政府等と人材の育成・送り出し・受入れの促進に関する協力覚書を締結し、今年5月の駐日大使来県の際、外国人材活用を中心に一層の交流を進めることとしました。
また、インドとは、同5月に現地の日本語学校と新たに介護分野で同様の覚書を締結、先月には、ITや電気・機械分野での高度人材のさらなる獲得のため、私自らインドに赴き、RV大学と共同声明を発表し、アミティ大学とは覚書を締結しました。今後は、アミティ大学で日本語講座を開講するとともに、高度外国人材と県内企業とのマッチングにつなげていきます。
一方、外国人材の確保にあたっては、外国人の方々が本県で安心して暮らし、学ぶことができる環境も重要です。県では、今月号でご紹介した「IBARAKIネイティブコミュニケーションサポーター制度」を推進するなど、相談・支援体制を強化しているほか、外国人児童生徒が多い小中学校4校や県立高校7校で日本語教育の充実も図っています。
引き続き、優秀な外国人材の確保・育成に取り組むとともに、働きやすく、住みやすい、世界から選ばれる県をつくっていきます。
茨城県知事 大井川和彦
<この記事についてアンケートにご協力ください。>