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自治体の皆さまへ

[特集2]公立中学校の部活動が変わっていきます

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茨城県

令和5年度から、公立中学校の休日の部活動の「地域移行・地域連携」が始まりました。
今後、休日の部活動は学校単位ではなく、地域クラブ活動として地域で実施されます。

■なぜ部活動は地域移行するの?
◇少子化による生徒数・部活数の減少
◇他にも…
・教員の時間外勤務の増加
・顧問が未経験の分野などを担当

これまでと同じやり方で部活動を維持していくのは難しいため、地域で協力して、より充実したスポーツ・文化芸術活動ができる環境をつくる必要があります。

Point!
部活動の地域移行事名:民間委託だけではありません。自治体やスポーツ少年団、文化芸術団体など、地域のさまざまな主体が想定されています。

■県内の取り組みを教えて
県内市町村でも、部活動改革の取り組みが進んでいます。今年度は36市町村563の部活動が、地域クラブ活動を行う予定です。

●日立市 総合型地域スポーツクラブの活用
昨年度、十王中学校は休日の部活動を「NPO法人UPOPO十王スポーツ文化クラブ」と連携し、実証事業を開始。今年度以降は、他の総合型地域スポーツクラブや少年団などとも連携する予定です。

●土浦市 自治体による地域クラブの設置
市教育委員会が主導して立ち上げた任意団体「土浦市地域クラブ活動推進協会」が“BlueOcean”を運営。市内全中学校での一体的な移行を目指し、野球・サッカー・バスケ・バレーの4競技で先行して活動中です。

Point!
地域スポーツクラブも、全国中学校体育大会に参加できます。
現在、県中学校体育連盟には、17競技101団体、計1138人が登録しています。

■資格や教員免許がなくてもOK!指導経験がなくてもOK!
地域クラブ活動の指導者募集中!

県では、指導者と市町村・地域クラブをマッチングする人材バンクを設置しました。ぜひご登録ください。

◆部活動と地域クラブ活動はどこが違うの?

●八重樫通(やえがしとおる)さん
取手市部活動地域移行推進協議会委員長/つくば市立谷田部東中学校前校長

・社会全体で新たな文化・スポーツ環境を
部活動には大きな教育的意義があり、これまで日本の文化・スポーツ活動の基盤を担ってきました。しかし、人口減少などが進む中、部活動はすでに限界を迎えています。学校依存ではなく、全ての年代の人が文化・スポーツを楽しめるような仕組みを社会全体で再構築していきましょう。

●稲垣和希(いながきかずき)さん
つくば市部活動改革統括コーディネーター/イマチャレ製作委員会実行委員

・社会の変化とともに、「部活動」も変わらなければならない
AI技術の発展など、変化が激しい時代の中で、部活動のあり方は50年間ほとんど変わっていません。入学時に一つの種目を選び、3年間ほぼ毎日活動を続けることは、良い面もありますが、自分の意志で多様な活動に参加し、「好き」や得意なことを見つけていく経験があっても良いのではないでしょうか。部活動改革は、子どもたちにとって望ましい環境を創り出す絶好の機会だと思っています。

この記事に関するお問い合わせ:県保健体育課
【電話】029-301-5361

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