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茨城県

知事コラム
Where there’s a will,there’s a way.~意志あるところに道は開ける~Vol.67

漁業者の減少や地球温暖化による海洋環境の変化などに直面する中、本県水産業の持続的な発展のためには、水産物の差別化・高付加価値化など収益性の向上を図ることが重要です。
昨年10月に、本県の主要な水産物であるシラスのトップブランド化を図るため、県内の漁業者などと協力し、全国初となる科学的根拠に裏付けられた鮮度指標を認定基準とした新たなブランド「常陸乃国しらす」を立ち上げました。都内百貨店フェアで販売したところ、「うま味が凝縮され、食感も素晴らしい」との高い評価をいただき、継続的な取引に至りました。
また、11月には、全国2位の漁獲量を誇る霞ヶ浦産シラウオについて、獲れたての高い透明感や優れた食感を維持できる技術を、霞ヶ浦漁業協同組合と県が共同研究・開発し、限定生産された最高級品を「霞ヶ浦暁のしらうお」と命名しました。飲食店などへの販売を開始し、「獲れたてと変わらない抜群の品質」との高い評価をいただいています。
さらに、気象や天然資源の動向に左右されず、高値での取引が期待できる養殖マサバについて、那珂湊漁港において、ICT技術を活用した実証に取り組んできました。11月に生食を推奨する根拠となる独自のブランド基準とともに、ブランド名称を「常陸乃国まさば」と決定し、12月から県内の飲食店への出荷を始め、名産品としての一歩を踏み出しました。
引き続き、本県水産業の成長産業化を目指し、水産物の認知度向上や高付加価値化にスピード感をもって取り組み、「儲かる水産業」を実現していきます。県民の皆さんも、本県の新たな名産品となるこれらの鮮度の高い水産物を、ぜひお試しください。

茨城県知事 大井川和彦

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