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[隔月連載]雪入山の風

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茨城県かすみがうら市

■桜もいろいろ
2月中旬に早咲きのカワヅザクラが咲き始め、濃いピンクのオカメ、花が大きい陽ようこう光、一斉開花するソメイヨシノ、そして野生のヤマザクラと、順を追って咲き誇る雪入山の桜。
近年は、温暖化の影響からか開花時期が異なっていたソメイヨシノとヤマザクラが、ほぼ同時に満開を迎えるようになり、その分、桜を楽しめる期間も少し短くなっています。その年の気候によりますが、3月中旬から4月始めまでが見ごろとなります。
ソメイヨシノなど人が作り出した品種は、どの木も開花時期がほぼそろいますが、野生のヤマザクラは生えている場所や環境によって一本一本開花時期が少し異なり、花や葉の色もさまざまです。野生のものには、それぞれ個性があるのが特徴で、特に葉の色は個体差が大きく、赤いものから緑色を帯びたものまであります。中には、オオシマザクラのように花にわずかな香りがするものもあり、それらの微妙な違いを見て歩くのも楽しみのひとつです。
写真の桜は野生のものかどうか不明ですが、雄しべが花びらのように変化した旗弁(きべん)を持っています。この特徴を生かしたのが八重の桜になっているそうです。
日本には、野生の桜から生まれた変種や品種が300以上あるといわれています。雪入山を散策し、日本の自然を体感してみてはいかがでしょうか。
※写真は、本紙またはPDF版をご覧ください。

問合せ:雪入ふれあいの里公園ネイチャーセンター
【電話】0299-59-7000

※来月は、かすみがうら市水族館によるコラムを掲載予定

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