図書館だより

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～LIBRARY　INFORMATION～　ゆっくり本を楽しむ

立秋とは名のみの暑さ、太陽の陽光がじりじりとまるで炎にあぶられているように感じられます。暑い夏、陽の光がまぶしいほど、影が濃くなるようです。
今月は、身も心も涼しくなれる「怖い話」の本をご紹介します。

■今月のおススメ
○雪女
小泉八雲　著
伊勢英子　イラスト
偕成社
ある寒い夕暮れのこと、ふたりの木こりがひどい吹雪に遭い、小屋に逃げ込んで、戸をしっかり締めて横になりました。いつの間にか眠りこんでしまい、若いほうの男が顔に雪があたっているのに気づき、ふと目を覚ますと…。
雪の怖さと美しさ、はかなさを連想させられ、ラストは切なさと悲しみがいつまでも降りつもるようです。怖ろしさの中にも、美しく情け深く悲しい雪女が印象的な名作です。

○おそろし　三島屋変調百物語事始
宮部みゆき　著
角川書店
実家で起きた悲しい事件が原因で、心を閉ざしてしまった17歳のおちか。身を寄せた叔父夫婦の営む江戸の三島屋で、女中として黙々と働くことでやりすごしていました。
ある日、叔父の伊平衛は、おちかに江戸中から集まってくる人々の抱える不思議な話を聞くという仕事をあたえます。おちかは怪しい話に夢中になって耳を傾けるうちに、いつしか自分の心に向き合っていきます。

休館日■：月曜日(祝日の場合は翌日)、図書整理日
お話会◎：9月9日(土)午前10時30分から

■図書館ボランティアグループを紹介　「石のスープの会」
・毎月第2土曜日に読み聞かせと折り紙制作などを行っています。
・年に数回、保育所や小学校へ公演に行きます。会員は現在5人。子どもや絵本が好きな方、一緒に活動してみませんか。仲間を募集中です。

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問合せ：図書館
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