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[隔月連載]湖畔(こはん)の学(まな)び舎(や) かすみがうら市水族館

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茨城県かすみがうら市

■飼育放棄問題について
~生き物を飼う責任、捨てる罪~

昨今、感染症拡大などの影響により家で過ごす時間が増え、それと合わせてブームとなったのが家庭の癒しであるペット達です。ペットと言うと一昔前は犬や猫だけでしたが、現在は飼育技術の向上や知見の蓄積により、家庭でもヒョウモントカゲモドキと呼ばれる海外の爬虫類、フクロウやタカといった猛禽類を含む鳥類、レッドテールキャットフィッシュといった大型の魚類など幅広い生き物たちがペットとして飼育される時代となりました。
その中で、問題となっているのが飼育放棄です。ペットとして飼育される生き物の中には寿命が数十年に及ぶものがおり、とても長い付き合いになることが多いです。残念な話ですが、途中で飼育が困難になると野生下に捨ててしまう人がいます。
これまで飼育されていた生き物が突然その環境を追われて、野生下で生きていくというのは大変困難です。たとえ野生下での生存が可能であっても、放棄された生き物は外来生物という立場になり、元々住んでいる野生生物の脅威となります。実際に霞ヶ浦では、レッドテールキャットフィッシュの発見事例があり、ペット放棄が原因と考えられています。家族の一員であるペットや自然界に生息する野生生物のためにも、生き物を飼育したら最後まで「責任を持つ」ことを忘れないようにしましょう。

問合せ:かすみがうら市水族館
【電話】029-896-0722

来月号は、雪入ふれあいの里公園によるコラムを掲載予定

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