~LIBRARY INFORMATION~ ゆっくり本を楽しむ
3月20日は春分の日です。「春分」は昼と夜が同じ長さになる日であり、自然をたたえ、生物をいつくしむ日とされています。日本の季節を72に分類する「七十二候(しちじゅうにこう)」では、「春分次候/桜始開(さくらはじめてひらく)」と表現します。
今月は、桜が咲き始める春の訪れを祝福し、桜の本をご紹介します。
■今月のおススメ
○サクラ
おくやまひさし 著
ほるぷ出版
桜(ソメイヨシノ)の木を、1年間じっくり観察して書かれた絵本です。桜が華やかに咲き誇り人の目を惹き注目されるのは、本当に短い期間。この本では、満開の花の季節だけでなく、夏の緑陰や秋の色づき、冬の新芽、集まってくる鳥や虫、さまざまな病気や天敵との闘いなど、季節ごとに丁寧に紹介しています。また、確かな観察をもとに描かれたサクラや鳥、昆虫などのイラストは、どこか命のぬくもりを感じさせてくれます。
○さくらいろの季節
蒼沼洋人 著
ポプラ社
主人公のめぐみは親友が転校してしまい、喪失感を抱えています。そんなめぐみとクラスメイト達の関係は少しずつ変化していきます。小学2年生のときは仲良しだった3人の女の子は、6年生になるとそれぞれの考え方の違いや家庭の事情、周りの友達関係の変化などで離ればなれになります。そんな中、事件が起きて…。思春期の揺れ動く心の葛藤を乗り越え、強く生きようとするめぐみから、本当の友情とは何かを考えさせられます。
休館日■:月曜日((祝)の場合は翌日)、図書整理日
お話会◎:4月13日(土)午前10時30分から
ホームページでは、利用案内や図書検索など図書館の情報を掲載しています
■図書館千代田分館の休館について
図書館千代田分館(千代田公民館内)は3月31日をもって休館し、5月に開館予定の「千代田コミュニティセンター(旧志筑小学校)」に移転します。
コミュニティセンターが開館するまでは、図書館本館(あじさい館内)をご利用ください。
詳細は、本紙またはPDF版掲載の二次元コードよりご覧ください。
問合せ:図書館
【電話】029-897-0647
<この記事についてアンケートにご協力ください。>