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[隔月連載]湖畔(こはん)の学(まな)び舎(や) かすみがうら市水族館

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茨城県かすみがうら市

■ビオトープを作成する際の注意点
ビオトープという言葉を聞いたことはあるでしょうか?ビオトープとは、ドイツ語の「命(bio)のある場所(topos)」からきており「生き物の生息場」という意味で使われています。
最近では、コンテナや睡蓮鉢を用いて自宅のベランダや庭にビオトープを作成し、動植物が集まる様子を楽しんでいる方が増えています。また、動植物の生きる場所を増やすことで「生物多様性の保全」にもつながっています。
このように生き物のためにもなるビオトープ作りですが、取り組む上での注意点があります。それは、作成するビオトープが生き物の逃げ出せる構造であった場合、万が一逃げ出しても問題がない生き物を導入することです。ビオトープは、時間をかければ移動能力が高い生き物が自ずと集まってきますが、それを待てない場合は生き物を導入することになります。そこで問題になるのが、その地域で外来生物となってしまう種をビオトープに導入し、逃がしてしまうことです。例えば、ビオトープを作成しカエルを飼いたいと考えペットショップで購入した際、そのカエルが野生には元々生息していない種類であれば、逃がしてしまうと外来生物になってしまいます。
生物多様性のことを考えて作成されるビオトープですが、外来生物を増やしてしまうことは本末転倒です。そのため、ビオトープを作成する際にはその点に注意して取り組んでいきましょう。

問合せ:かすみがうら市水族館
【電話】029-896-0722

来月号は、雪入ふれあいの里公園によるコラムを掲載予定

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