~LIBRARY INFORMATION~ ゆっくり本を楽しむ
今年の節分は2月2日でした。地球が太陽の周りを公転する周期は1年よりわずかに長いことから、立春の時刻が少しずつずれ、閏年(うるうどし)のように暦が調節されるそうです。今月は「視点のずれ」をテーマに、世の中を異なる角度で見ている世界観が魅力的な本をご紹介します。
■今月のおススメ
○medium 霊媒探偵城塚翡翠(れいばいたんていじょうづかひすい)
相沢 沙呼著
講談社
推理作家の香月史郎と、霊媒を得意とする城塚翡翠がバディを組みさまざまな事件に挑みます。翡翠は美しいだけでなく、降霊で謎を解き明かし、霊媒師として事件を解決に導きます。また、段々と変化する香月と翡翠の関係にも注目です。後半になるにつれ予想外の展開をみせる物語に、ページをめくる手が止まりません。未読の方はもちろん、一度読んだ方も違う視点になって楽しめる一冊です。
○迷子手帳[千代田分館所蔵]
穂村 弘著
講談社
現代短歌を代表する歌人、穂村弘の最新エッセイ集。少年時代から現在に至るまで、ふと感情が迷子になった瞬間が57編収録されています。臆病な自分を打破するため、学校をサボりドキドキしながら向かったファミレスでバイトしている同級生の眩しさ。みんなと格好が違ったらと不安だった遠足の朝。クスッとしたり、しんみりしたり、気持ちが迷子になりがちな方が共感できる一冊です。
休館日■:月曜日、図書整理日
お話会◎:工作「春をさがそう」 3月8日(土)午前10時30分から
■図書館ボランティアのご案内
・毎月第2土曜日に「石のスープの会」によるお話会を開催しています。
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