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常総線で出かけてみませんか? 宗道駅編 下妻の駅からウォーキング

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茨城県下妻市

騰波ノ江(TOBANOE) 大宝(DAIHO) 下妻(SHIMOTUMA) 宗道(SODO)

下妻市内には常総線の駅が4つあります。「騰波ノ江駅」「大宝駅」「下妻駅」「宗道駅」です。今月号は、下妻市の最南端に位置する「宗道駅」からのウォーキングコースをご紹介します。
このコースは、ウォーキングに最適な遊歩道を楽しむことができるほか、歴史や自然に触れながらの散策が可能です。ぜひ、出かけてみませんか?

■宗道の地名
宗道(そうどう)の地名は、本宗道(ほんそうどう)に鎮座する宗任(むねとう)神社の祭神、安倍宗任(あべのむねとう)に由来しています。宗任神社が鎮座するにあたり、宗任公の霊は「天の道、人の道を宗(むね)とする意味で、地名を宗道に改めれば、人はすこやかに、地は栄えるようになるだろう」と告げたことから、以前の「黒巣(くろす)」という地名が「宗道」に改められたとされています。宮城県立図書館に所蔵されている絵図には「宗任(ソウトウ)村」と記されています。宗道は本宗道村となり、江戸初期の新田(しんでん)開発により宗道新田村が誕生し、その後新宗道(しんそうどう)村になります。1889(明治22)年の合併により宗道村が誕生し、1955年(昭和30年)に千代川村が誕生した後、大字(おおあざ)新宗道が宗道となりました。

■宗道駅
下妻市の最南端に位置する関東鉄道常総線の宗道駅は、コンパクトで利用しやすい駅舎が魅力です。駅舎内にはシンボル的な大きな柱とその周りを囲むようにベンチが設置されており、温かみのある駅舎です。
所在地:下妻市宗道164
開業:1913(大正2)年11月1日
乗降人員:191人/日(2023年度)
周辺スポット:旧江連用水雨水幹線(遊歩道)、宗道神社、宗任神社、フィットネスパーク・きぬ

■宗道駅周辺モデルコース
宗道駅
1km 徒歩14分
01 宗任神社
60m 徒歩1分
02 江連用水旧溝宮裏両樋
1km 徒歩15分
03 フィットネスパーク・きぬ
1.3km 徒歩18分
04 鬼怒フラワーライン
2km 徒歩27分
05 宗道神社
760m 徒歩10分
宗道駅
※MAPの詳細は本紙またはPDF版をご覧ください。

■01 宗任神社(むねとうじんじゃ)
本宗道89
宗任神社は、1109年(天仁2年)に創建されました。安倍宗任公に由来する神社で、宗任の死後、家臣たちが神託に従い、南方へ向かって神社を建てたことから始まります。創建時に「宗道」と地名を改称し、豊田三十三郷や幸嶋十二郷の総社として信仰を集めました。鎌倉時代以降は地元の豪族、豊田氏や小田氏も崇敬し、歴史的にも重要な役割を果たしました。

■02 江連用水旧溝(えづれようすいきゅうこう)宮裏両樋(みやうらりょうひ)
江連用水旧溝宮裏両樋は、1900(明治33)年に完成した歴史的な分水施設です。東西それぞれ3.6メートルの二連れんが造の樋門があり、曲線を描くれんがの壁との一体的な独特なデザインが魅力です。2015(平成27)年に国の登録有形文化財に指定されました。栃木県真岡市から水を引き、現在の江連用水の流路に変更されるまで、重要な役割を果たしていました。

■03 フィットネスパーク・きぬ
中居指1126
「フィットネスパーク・きぬ」は、遊歩道や芝生広場のある緑の多い公園です。公園内の屋内施設「ほっとランド・きぬ」には、温水プールや浴場、トレーニングジムがあります。筑波山を望みながら心身ともにリラックスできます。ぜひ訪れてみてください。

■04 鬼怒フラワーライン
鬼怒フラワーラインは、大形橋下に広がる美しいスポットで、花と一万人の会による美化活動が進められています。4月には桜が咲き、5月中旬から下旬にはたくさんのポピーが咲き誇り、花とふれあいまつりやEボート大会などのイベントが行われています。ポピーが終わると、一部をさつまいも畑に変え、収穫を楽しむ季節がやってきます。

■05 宗道神社(そうどうじんじゃ)
宗道8
宗道神社は、平安時代末期に創建され、鎌倉時代に現在地に遷座しました。元は宗任神社の末社で、境内には早良親王を祀る庚申社があります。伝説では、早良親王が奈良時代に黒巣家の娘と結ばれたとされています。夏祭りでお馴染みの宗道神社の神輿は、1919年に東京・深川で製作され、宗道まで舟で運ばれ、今でも受け継がれています。

■私のおススメグルメ
関東鉄道常総線下妻駅稲石助役
稲石助役おすすめ
宗道駅前にある「かつ美」の「あぶりちゃーしゅー麺」は、香ばしく炙ったチャーシューが絶品です。魚介系のスープと中太麺が絶妙に絡み合い、食べ応えも抜群でおすすめです。
ウォーキングの昼食にいかがですか?

■宗道地区から見える筑波山
宗道から望む筑波山は、男体山(標高871m)と女体山(標高877m)の双峰が大きな広がりを見せ、安定感のある優雅な姿を見せています。騰波ノ江から下妻までは男体山が大きく見えていましたが、宗道からは双峰ともほぼ同じ大きさに見えます。

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