『認知症について考えよう』
9月は世界アルツハイマー月間です。この機会に、認知症について考えてみませんか?
認知症とは、脳の神経細胞が障害を受け、もの忘れや判断力などが衰えていき、日常生活や社会生活に支障をきたす病気です。2025年には高齢者の5人に1人が認知症になると言われています。認知症には、アルツハイマー型、脳血管型、レビー小体型があり、いずれも早期発見や治療が大切です。認知症の中には治療によって改善するものもあります。特にアルツハイマー型は、早期であるほど薬で進行を遅らせることができ、健康的な生活を長く維持することができます。
町では、認知症の方やその家族を支えるためにさまざまな取り組みを行っています。
◆認知症カフェ
令和3年度から認知症カフェ「Gocafé 心音(ごかふぇ ここね)」を開催しています。認知症の方だけではなく、もの忘れが気になってきた方、認知症に関心のある方、家族の方を対象に、地域の居場所として位置づけています。レクリエーションや脳トレ、音楽鑑賞会、必要に応じて専門職による相談も行っています。興味のある方はぜひ、足を運んでみてください。
◆認知症初期集中支援チーム
医療・介護の専門職から構成され、早急に介入が必要な認知症の方を対象に、訪問や必要に応じて専門機関へ繋ぐなどのサポートを行っています。地域や家族で気になる方がいましたら、ぜひご連絡ください。
お問い合わせ:地域包括支援センター
【電話】84-0765
◆認知症サポーター養成講座
認知症に関する知識や理解を深め、地域で見守るためのサポーターの養成を行っています。認知症に関する講話だけでなく、寸劇などを交えながら楽しく学べるような内容になっています。
お知らせを見かけた際には、ぜひご参加ください。
その他にもさまざまな取組を実施しています。今後も、広報ごかなどを通して紹介していきたいと思います。認知症は誰でもなりうる身近な病気です。
認知症を正しく理解し、地域全体で見守り支え合えるような温かい町を目指していきたいと思います。
(健康福祉課 保健師)
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