「健診・検診」何が違う?
「けんしん」には、「健診」と「検診」の2つがありますが、違いはご存じですか?健康診査などの「健診」は、健康増進のために健康状態を調べ改善することを目的としています。これは、「毎日の健康を守る武器」になります。
◆メリット
(1)自覚症状の無い病気、特に生活習慣病を予防することができる。
(2)命に係わる脳卒中や心疾患などの重篤な病気の発症リスクを知ることができる。
(3)予防や異常の早期発見ができる。
一方、がん検診などの「検診」は、今現在、病気にかかっているかを調べる検査のことで、重い病気の早期発見・早期治療のために重要な検査です。これは、「大切な人や未来を守る武器」になります。
◆メリット
(1)早期発見・早期治療により、がんなどでの死亡リスクを減らすことができる。
(2)がんになる前の病変が発見できる(大腸ポリープや子宮頸がん異型上皮など)。
(3)「異常なし」判定により、本人や家族が安心して過ごすことができる。
どちらの「けんしん」も早めに受診することで異常の早期発見・早期治療につなげることができ、病気の重症化を防ぎます。しかし、ただ「けんしん」を受けるだけではなく、重要なのは結果に応じて精密検査受診や治療を速やかにおこなうことです。
町でも、集団での健(検)診や医療機関での個別健(検)診をおこなっています。
自分のため、大切な人のために、2つの「けんしん」という名の武器を、最大限に活用しましょう。
健康福祉課 保健師
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