■稼ぐ自治体への道のり…(1)
2025年、巳年のスタートです。今年が昭和100年という話を聞いて、昭和34年生まれの自分としては100歳到達の方々の人生の歩み、重みというものに対し改めて敬意の念を抱くものであります。
さて、昨年4月に地域商社(株)はなまるBASEを立ち上げました。「稼いでまちに投資する」という大きな役割を使命とし、まちづくりの牽引車となることが期待されるわけですが、人口減少が進む中、これまで行政では難しいとされてきた経済の活性化や人材育成など八千代町が抱える課題に挑戦する取り組みです。その活動の財源となるのが、ふるさと納税による全国の皆さんからいただく寄付金となります。昨年4月以降12月半ばの時点においての約9カ月で10億円を突破しておりますが、全国の皆さまからの寄付をささえているのが、当町の誇る自慢の農産物であり、地元の特産品の数々です。
ふるさと納税は制度を通して、町や町の特産品の情報を提供する。そして応援の寄付を全国からいただくと同時に、寄付者が税の控除+返礼品が受け取れる。町は収入によりまちづくりの財源とする。寄付者、生産者、町および関係者のそれぞれが利益につながるものです。私が、公約として「農業の力で町の経済をまわす」とした話が現実になりつつあることが理解いただけるものと思います。
そして、今後、仕事の支援や人材育成に投資したものが、町の特産品の強化、新たな町の特産品の開発、起業等につながり、さらに全国の皆さんに八千代町のポテンシャルの高さを知っていただく、それが財源確保につながり結果として経済の活性化のサイクルが町内にできる。これが私の目指す姿です。町内を歩きますと「起業したい」「自分の学んだ知識でまちづくりに参加したい」「イベントを計画し町の活性化を図りたい」という意見を耳にします。これらは、人口減少、後継者不足、お店・遊びの場がない等々の背景から危機感をもっている方々です。そうした要求・要望や意欲にこたえられる力を持った会社にしなければならないと考えています。
現在、町からふるさと納税の運営の委託を受ける一方で、農業の6次産業化や起業する若者の支援体制づくりを日々進めており、なるべく早い段階で情報提供できるよう頑張ります。もう一つ。若干名となりますが社員募集も行う予定です。業種としては、企画・運営能力に関し知識、経験のある者若干名とキッチンカー運営を任せられる者です。今年もがんばります!!ご支援よろしくお願いいたします。
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