▽子育て支援について
中山 勝三(なかやまかつぞう)議員
[質問]
幼稚園・保育園の児童に対する給食費、保育料の補助について伺います。
また、幼稚園・保育園の職員の方々の負担軽減のため、新設された給食センターも活用できるのではないでしょうか。
保健福祉部長:給食費の補助金につきましては物価高騰教育保育施設の物価高騰対策事業費補助金として、地方創生臨時交付金を活用して実施をさせていただきました。
保育料の補助については、令和5年度から、八千代町独自の取り組みにより、第2子より無償化しています。
給食センターの活用については、処理能力は問題ありませんが、その他にもクリアすべき課題がありますので、調査研究を進めます。
[質問]
子育て世代移住促進住宅について伺います。この事業は、地元である高野行政区の理解と、民間のアパート経営に配慮しながら、慎重に進めるべきだと考えます。
また、退去後に八千代町に引き続き住み続けてもらえるような取り組みは考えているのかお聞きします。
町長:この事業は、八千代町初の公営住宅の建設となります。高野行政区の皆さんや近隣住民の方々には十分な説明を行いまして、事業への理解を得ながら進めてまいります。
秘書公室長:退居後の町内への定住策につきましては、保留地への住宅建設の促進や空き家の活用など、住環境の整備に加え、教育施策や子育て支援の充実など、定住したくなるような施策の推進を進めます。
▽吉田用水若地区幹線排水路コルゲート管陥没について
生井 和巳(なまいかずみ)議員
[質問]
吉田用水若地区幹線排水路は、団体営圃場整備事業により吉田用水土地改良区において昭和60年に整備されました。造成後38年が経過し、経年劣化が激しく、何度も改修工事を行っています。
今回の改修工事では、調査・設計費などで1千万円の費用が見込まれ、その負担は、茨城県が50%、残り50%は地元負担となります。また、総事業費は、最低でも1億円はかかると思われ、莫大な費用が必要となります。地元負担金につきましては、町の最大限の補助をお願いします。
産業建設部長:今回の改修工事は、住宅地に近接している状況や深さが約4メートルと高低差もあり、困難を要する工事です。さらに、多額の費用が生じるものと考えます。町では、陥没発生後から関東農政局や茨城県から助言をいただき、補助事業の概要及び採択要件や、工事を実施する場合の課題などについて事業調整を図っているところでございます。
今後においても、引き続き茨城県、土地改良区等との連携を図り、早期改修に向けた対策を講じていきたいと考えています。
町長:今回の陥没工事の現場は私も副町長と一緒に現地を確認しました。道路の南北が住宅地となっていて、道路には農業集落排水事業の排水管も埋設されていることから、今後同じような事故が発生した場合には、地域住民の生活に大きな影響を与えると考えます。
今回の工事費は、大変大きな金額になりますが、現在担当において関係機関と事業調整を進めている段階に入っています。
地域の農業と地域住民の生活を守る要所であるという観点からも、町が主体となって国の補助事業等を活用して事業費地区負担金の軽減と早急な対策に努めます。
▽安静畑総の芦ケ谷地内における未開通道路について
大久保 武(おおくぼたけし)議員
[質問]
昭和59年、県営安静地区土地改良事業(畑地帯総合整備事業)が導入されました。この事業の開始から完成までの二十有余年もの長い年月がかかりました。平成18年に維持管理組合が設立され、平成21年から私が維持管理組合長に就任して以来、14年になります。
そして現在、芦ケ谷地内に一部未開通の道路があり、地元住民の方々の生活に支障をきたしています。地権者の同意は得られたのでしょうか。また、工事着工はいつになるのでしょうか。
産業建設部長:芦ケ谷地内の道路ですが、2級町道11号線の一部と町道3731号線、町道3915号線の3路線からなる延長約540メートルの道路であり、丸西産業の南側付近から安静畑総の幹線道路に接続する路線の一部区間です。この路線の内、未開通区間は、路線のほぼ中央部に位置し、安静畑総の区域内と区域外が交わる場所で、約60メートルの区間です。現状は、一部未開通のため、迂回道路はあるものの、農業用車両等の通行に支障をきたしている状況です。
この件は、昨年度より事業調整を行った結果、先頃、地権者より地域の発展に協力したい旨の申し出があり、同意が得られました。今年度中に道路詳細設計を実施し、来年度には用地測量及び道路改良工事の実施を考えています。この道路が開通することにより、農産物の流通及び地域農業の発展と地域のインフラ整備に寄与するものと認識しています。
今後も引き続き、事業調整を図りながら、地権者や地域住民の方々に丁寧な説明を行い、早期の工事完了を目指して事業を推進します。
[応答]
地権者の方のご理解と協力に深く感謝いたします。早期開通は、地域住民の方々の願いでもありますので、町執行部には、本事業を強力に推進していただきたいと思います。
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