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議会だより No.195「9月定例会」(5)

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茨城県八千代町

■請願・陳情はどなたでも提出できます
「請願」「陳情」は国や地方公共団体などの公共機関に対する要望を議会に訴える手段のことです。
「請願」と「陳情」では提出の方法や取り扱いが異なります。

※その他、詳しくは議会ホームページをご覧ください。

■議会の豆知識 「定例会と臨時会」
「定例会」は、その名のとおり定期的に招集される議会のことです。地方自治法によって、「毎年、条例で定める回数これを招集しなければならない」とされています。八千代町では、定例会を年4回(通常では、3月、6月、9月、12月)招集することが条例等で定められています。
「臨時会」は、必要があるときに、審議する事件をあらかじめ明示して招集される議会のことです。議会の議決が必要となる案件があり、次の定例会まで待つことができないような場合に開かれます。

■議会を傍聴しませんか?
より多くの町民の皆さんに議会を身近に感じていただくため、議会の傍聴や施設見学を受け付けています。団体や学校の社会科見学などにお取り入れください。
次の定例会は、12月に行います。詳しい日程は議会ホームページでお知らせします。

問合せ:議会事務局
【電話】0296-48-1111(内線4110)

■議会議員研修視察報告
去る、10月8日から10月10日までの3日間、議会議員研修視察として、長野県宮田村議会及び山形村議会を視察してまいりました。
初日に訪問した宮田村議会では、平成24年4月に議会基本条例の調査研究を開始し、「議会改革の持続性を担保すること」、「議会自らの役割を再認識すること」、「独自性のある条例づくりをすること」を目指すべき方向性とし、議会だけのルールづくりではなく、議会を含むむらづくりのルールづくりに取り組むこととしました。そこで平成25年10月、村長に対して協働での条例づくりの申し入れを行い、大学の支援も得ながら、住民、議会、行政の三者協働で丁寧な議論を重ね、平成28年1月に「宮田村むらづくり基本条例」の施行に至りました。宮田村議会では、基本条例の施行後、この条例の各条項を具現化することを活動の基軸としており、それが議会改革の推進力となっています。現在、条例18本、規則2本、要項18本、規程4本を運用しており、毎年「議会評価」を繰り返しながら、樹木が少しずつ枝葉を伸ばしていくように不断の改善を積み重ねています。宮田村議会のこれまでの取り組みは、全国町村議長会からの「町村議会表彰」や、全国の議会や首長等の優れた取り組みを表彰するマニフェスト大賞における「優秀躍進賞」など、様々な賞を受賞しているとのことです。
二日目に訪問した山形村議会では、議員の高齢化が進み、議員のなり手不足が顕在化してきた中で、令和4年9月に「議会改革推進検討特別委員会」を設置し、月1回のペースで委員会を開いて検討を重ね、幅広い世代の村民が身近に感じられる議会づくりを進めています。細部の進め方を「住民との懇談を検討する分科会」、「議会モニター制度の導入を検討する分科会」、「議会の情報発信を検討する分科会」の3つのグループに分けて検討しており、議会改革の第一歩として、村民と議員の懇談会を開催し、生活の困りごとや村政に関することなど、村民の生の声を聞く取り組みを行いました。また、議会モニター制度を導入し、議会の傍聴やネットで配信する情報を見てもらい、村民から議会にさまざまな提言をいただき、その声をできる限り村政に反映していく取り組みも始めています。また、令和5年6月には、村長と議会議員が地域課題について意見を交わす討論会を初開催し、存続が危ぶまれている地域コミュニティの現状や今後の在り方をテーマに問題点を洗い出し、解決策を探りました。山形村議会では、政治や選挙への関心の低さは大きな課題であると認識し、現在、試行錯誤しながら改革を進めているとのことでした。
今回の研修を活かし、今後、町民の信頼に応えうる議会の在り方や、議会運営を進めるうえで、大いに参考にしてまいりたいと考えております。
以上が研修視察の概要でありますが、結びにあたり、時間を割いて視察にご協力いただきました関係者の皆様に対しお礼を申し上げ、報告とさせていただきます。

発行:八千代町議会
編集:議会だより編集委員会

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