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自治体の皆さまへ

一人ひとりの大切ないのちをみんなで支えあう~3月は自殺対策強化月間です~

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茨城県八千代町

日本では年間2万人を超える人が自ら命を絶っています。自殺は「追い込まれた末の死」「防ぐことができる社会的な問題」といわれており、社会全体でお互いに支えあい、孤立・孤独を防ぐことが予防につながります。
春は進学や就職、職場の異動などで生活環境の変化が起こりやすい時季です。大きな変化は強いストレスとなり、精神状態を不安定にする場合があります。あなたの周りにも辛い気持ちを抱えた人がいるかもしれません。悩みを抱えた人の発するサインに早く気づき、悩みに耳を傾け、かけがえのない命を守りましょう。

■周りに「いつもと違うな」という人はいませんか?
・元気がない、口数が減った
・体調不良の訴えが多くなった
・遅刻や早退、欠勤(欠席)が増えた
・身なりに構わなくなった
・周囲との交流を避けるようになった
・ミスや物忘れが増えた
・お酒の量が増えた

心の疲れは自分では気づきにくい場合があります。身近な人の様子がいつもと違うなと気づいたら、声をかけて話を聞いてみてください。相談窓口を勧めるなどでもかまいません。あなたの行動が大切な命をつなぐことになります。

■自殺を防ぐためにあなたができること
▽(気づき・声かけ)家族や仲間の変化に気づいて、声をかける
家族や仲間の発言や行動、体調などの変化に敏感になり、悩みを抱えた人が発するサインになるべく早く気づきましょう。変化に気づいたら「眠れていますか?」など自分にできる声かけをしていきましょう。

▽(傾聴)本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける
悩みを話してくれたら、時間をかけてできる限り傾聴しましょう。
話題をそらしたり、気持ちを否定したり、表面的な励ましをすることは逆効果です。本人の気持ちを尊重し、共感したうえで、相手を大切に思う自分の気持ちを伝えましょう。

▽(つなぎ)早めに専門家に相談するよう促す
心の病気や社会・経済的な問題等を抱えているようであれば、公的機関や医療機関など専門家への相談につなげましょう。相談を受けた側も一人では抱え込まず、プライバシーに配慮した上で、本人の置かれている状況や気持ちを理解してくれる人の協力を求め、連携をとりましょう。

▽(見守り)温かく寄り添いながら、じっくりと見守る
身体や心の健康状態について自然な雰囲気で声をかけて、あせらず寄り添いながら見守りましょう。必要に応じて、専門家に情報を提供しましょう。

これらの役割を担う人を「ゲートキーパー」といいます。詳しくは、右記二次元コードの厚生労働省ホームページをご覧ください。
※二次元コードは紙面またはPDF版をご覧ください。

■セルフケア~いつもとちがう自分に気づこう~
ストレスは、心身に過剰な負荷がかかって歪みが生じることです。自分のストレスに気づいてますか?下記のような症状は、心の不調のストレスサインです。サインに気づいたら、早めの対処が大切です。

・気分の浮き沈みが激しい
・涙もろくなる
・食欲がない
・不安や緊張が強い
・眠れない
・今まで楽しめていたことが楽しめない
・以前は楽にできていたことが、おっくうに感じる
・わけもなく疲れたような感じがする

■ストレスを解消するために
▽自分にあったリラクセーション法を身につける
リラクセーションとは、心身の緊張を緩めることです。呼吸法やストレッチングは、場所や時間をとらずに手軽に行えます。

▽適度な運動
楽しむ気持ちでできるような、手軽な運動を行いましょう。

▽快適な睡眠
規則正しい生活を心がけ、睡眠を十分にとりましょう。

▽親しい人たちとの交流
友人や知人と話をすることで、不安やイライラした気持ちが整理されて、自ずと解決策がみえたり、アドバイスがもらえたりします。

▽笑う
笑いによって、自律神経のバランスを整えたり、免疫力を正常化させたりする効果があります。

▽仕事から離れた趣味をもつ
自分が好きなことができる時間を大切にしましょう。

■一人で悩まず相談を
眠れない日が続いたり、心の不安定な状態が数週間続くようなときは、一人で頑張ろうとせず相談しましょう。ただ話を聞いてもらうだけ、話すだけで心が軽くなることがあります。身近な人に話しづらい時には、悩みや困りごとの内容に応じた電話やSNSでの相談窓口もあります。一人で抱え込まないで相談してみてください。

▽八千代町こころの相談(保健センター)
【電話】0296-48-1955(午前8時30分~午後5時 ※土日祝日、年末年始を除く)
毎月1回金曜日の午後に面談による相談も行っています。 ※要事前予約

▽八千代町消費生活センター(役場庁舎2階 相談室)
【電話】0296-48-1111 内線5204(毎週水・金曜日 午前8時30分~午後5時 ※正午~午後1時、祝日・年末年始を除く)
面談での相談も行っています。 ※事前予約不要

▽いばらきこころのホットライン
【電話】029-244-0556(午前9時~午後4時 ※正午~午後1時、土日祝日、年末年始を除く)
【電話】0120-236-556(毎週土・日曜日 午前9時~午後4時 ※正午~午後1時、年末年始を除く)

▽いのちの電話
つくば相談電話【電話】029-855-1000(24時間対応)
水戸電話相談【電話】029-350-1000(24時間対応)

▽厚生労働省ウェブサイト「まもろうよこころ」
(【URL】https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/)
電話やSNSの相談窓口を紹介しています。

問い合わせ:福祉介護課障がい福祉係
【電話】内線1330

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