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町長コラム vol.41

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茨城県八千代町

■問題の問題は問題以前の問題
結婚相談員の皆さんには、いつも八千代町の少子化対策についてもご心配いただいております。ありがとうございます。
いつも、相談員の皆さんとは結婚が大切だし、それ以前に出会いの場が必要であるとの話になります。いわゆる「結婚前の問題が少子化に大きな影響があるし、出生率を増やすには結婚件数を増やすことが重要である」ということです。
そのためには、若者が「交際はしているが結婚はしていないのか」「そもそも交際していないのか」を知ることが重要となります。このことについて先頃、参考となるデータがありましたので紹介します。「出生動向基本調査」によれば、日本の若者(18~34歳)に「結婚の意思はあるか」と尋ねたところ、男性は81.4%、女性は84.3%が「ある」と回答。また「交際相手がいるか」の問いには、男性は72.2%、女性は64.2%が「いない」と回答している。つまり、結婚したくても交際相手がいない若者が多いということになります。
では、交際している日本の若者は実際に結婚に至るのか。2021年の30~34歳の結婚件数は男性11万2,540件、女性10万4,168件だった。これを「交際相手がいる」と答えた同年代の男女数で割ると、男性45.54%、女性37.60%が「交際」から「婚姻関係」に進んでいることが分かるという。つまり、交際に至ったら結婚する可能性が高いと言えます。
一方、未婚女性の出産である非嫡出子率は日本で2.40%、OECD平均の40.2%に比べ極端に低い。そして、今でも結婚に至れば約2人の子どもを出生するというデータがあります。これらから言えることは、交際件数をいかに増やすかということが重要であるという私たちの話に通じることになります。
昔は良い意味でお節介やきなおじいちゃん、おばあちゃんがいて、いろいろ世話をやいてくれたものです。「俺は100件のカップルをまとめた」最近、耳にしなくなってしまいましたが、子づくり、いや、国のために大変なお骨折りをいただいたのだなぁと古き良き自慢話を考え直しています。

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