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自治体の皆さまへ

議会だより No.189 「3月定例会」(3)

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茨城県八千代町

▽下水道について
関眞幸 議員

[質問]
令和元年12月定例会において、下水道事業計画の進捗状況について質問をしました。当時は優先的に整備する予定区域として、伊勢山地区、根ノ谷地区の一部、栗山地区が挙げられていました。それらに変更等があったのか、あったのであれば理由を含めて答弁願います。
この3年間の中で、工事の進行であったり、予算の確保であったり、さまざまな要因によって計画に多少の変更が発生するものとは思いますが、公平性、平等性の観点から、ライフラインの整備がどのような進捗状況であって、今後どういうふうな進め方をしていくのか、答弁を求めます。

産業建設部長:令和元年度末の時点では、下水道の全体計画面積は910・5ヘクタール、206・24ヘクタールが整備済となり、進捗率22・65%となります。その後、高野地区、伊勢山地区を整備し、令和5年3月時点での整備面積は220・97ヘクタール、進捗率24・27%となります。
今年度、茨城県全域で生活排水処理基本計画(生活排水ベストプラン)の見直しが実施されております。当町でも当初の計画から社会情勢が大きく変化しており、今後の整備計画の見直しを検討しています。皆さまの意見を聞きながら、費用対効果を踏まえ、より現実的な整備計画の策定を進めてまいります。

町長:当町はほぼ全域が可住地になっており、暮らしやすい反面、家屋、集落が点在していることから、下水道の整備などにおいては非効率的な部分が生じています。ただし、必要性という観点からすると、衛生的で近代的な生活を送るという意味で下水道は必要となってくる事業になります。公共下水道事業、農業集落排水事業、浄化槽整備事業、それぞれの特性や優位性、地域性などを加味して、費用対効果、負担の公平性に基づき、計画的な整備を進めていく考えです。

▽当町の特殊性を生かした農業の振興について
安田忠司 議員

[質問]
当町の土質の歴史は地質時代までさかのぼり、農業経営をするのに恵まれている地域です。鬼怒川流域の付近は肥土(あくと)といわれる土壌で、自然の栄養分が堆積しており、良質な農作物がたくさん生産されています。活力ある農業を推進していくことで、競争力を高め、農業経営の安定につながります。当町の特色を生かしたまちづくりについて伺います。

産業建設部長:八千代町は農業の町として、平坦な地形に恵まれ、気候も比較的温暖です。さらに、自然災害も少なく、大消費地である首都圏にも近接しております。そのため多くの品目を大量に生産することが可能となっております。その特性を生かして、生産者は、市場のニーズを取り入れた品質と量を確保し、出荷団体は、市場の情報を的確に判断し、生産者につなぐことが重要なことだと思われます。

町長:町長に就任してからシャインマスカットやサツマイモの栽培を広く進めてきました。農業の町として新たな武器が生まれてきています。
新しいものに挑戦しながら伝統を守ることでブランド化され、それを付加価値に変え、もうかる農業につなげるということが私の農業推進の考えです。

[質問]
筑西幹線道路は桜川筑西インターから古河市に至る広域的な幹線道路です。当町においては、下山川地内から国道125号までが現在工事中となっていますが、進捗状況をお聞きします。

産業建設部長:県では、現在、山川土地改良区地内の工事を中心に進めており、道路築造のための地盤改良を済ませ、令和3年から盛土工事を行っています。

町長:県の担当に職員を1名派遣し、いろいろな情報提供を受け、その情報を地元に提供しながら進めています。できる限り早期にこの路線を完成させ、地域の利益に貢献できるよう、県と力を合わせながら整備を推進しているところです。

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