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議会だより No.193 「3月定例会」(6)

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茨城県八千代町

▽今後の人口推移とデジタル住民票(NFT)について
谷中 理矩(やなかりく)議員
[質問1]
行政サービスの維持には、移住定住促進施策は重要です。しかしこれは、地域、ひいては日本全体で人口の奪い合いをしているとも言えます。本町の今後の人口推移と、デジタル住民票を発行し、本町の関係人口を増やす取り組みについて、町の見解を伺います。

秘書公室長:本町の今後の推計人口は30年間で7125人、約34%の減少という数値が示されています。

町長:デジタル住民票の発行は、非常に面白い取り組みだと思いますので、前向きに検討いたします。

[質問2]
離職後に役場で再び働きたいという方向けに、復職制度を整えている自治体もありますが、町の見解をお聞きします。

総務部長:実態に合わせて導入に向け検討をします。

[質問3]
業務の多様化や高度化により職員の負担が増えています。ジョブ型採用を進めることで、特定のスキルや職務内容に強い人材を獲得できると思います。

総務部長:本町では、地域おこし協力隊や地域活性化起業人の制度により、国際交流・多文化共生及び賑わい創出の分野における人材、また、デジタル分野における人材を採用し、まちづくりに貢献されています。

[質問4]
大学とのインターンシップ制度を利用することにより、本町への解像度が高まり、これからも関わり続ける進路選択が生まれるのではないでしょうか。

総務部長:本年度、城西大学から学生をインターンシップで受け入れ、生涯学習イベントに参加していただきました。今後も、制度のさらなる充実に努めます。

■研修視察報告
去る、3月27日に実施した議員研修についてご報告いたします。
まず、境町役場会議室において、境町議会議長より現在の議員定数12名に至るこれまでの経緯について説明を受けました。それによりますと、平成25年12月以降の議員辞職により、数年に渡り議員定数に対し欠員が生じている状態が続いており、町民の皆様からも今の現職議員数で議会運営ができるのであれば、議員定数を削減しても良いのではないかという声が聞こえるようになってきたとのことでした。そこで境町議会では平成28年11月8日に全員協議会を開催し、議長より議員定数を12名に削減する案が示されましたが、様々な意見があり直ちに決定することはできないので、一度持ち帰り各議員が町民の意見を聴取し検討することになりました。その後、平成28年11月28日に再度全員協議会が開催され、その結果、住民からの声や行政改革を大義名分とし、また議員自らが襟を正し、議会として存在意義を持てるよう12名への定数削減を、議会運営委員長名で発議することになったとのことです。そして、平成28年12月5日発議により、議員定数が12名になり、その後平成29年5月24日発議により、常任委員会を3委員会から2委員会に統合して現在に至るそうです。今後、八千代町議会における議員定数の問題や常任委員会の在り方等について検討するうえで、非常に有意義な研修でありました。
続いて、境町における移住定住に向けた取り組みである、民間資金により建築された移住定住促進子育て世帯向けマンションや、総事業費を入居者の家賃収入で賄う子育て世帯移住定住促進のための戸建住宅、子どもを遊ばせながら働ける環境を提供する子育て支援施設「S―WORK+KIDS」や、雨天や日差しの強い日でも安心して遊べる子育て世帯向け施設「ニコニコパーク全天候型」等を見学しました。先進的な取り組みを間近に見ることができ、今後のまちづくりにおいて非常に参考になるものばかりでした。
以上が議会議員研修視察の概要でありますが、結びにあたり、時間を割いて視察にご協力いただきました関係者の皆さまに対しお礼を申し上げ、報告とさせていただきます。

■全国町村議会議長会長及び茨城県町村議会議長会長表彰
永年にわたる地方自治功労者として、全国町村議会議長会長より水垣正弘議員(議員在職27年以上)が、茨城県町村議会議長会長より、上野政男議長(議員在職20年以上)、大里岳史議員(議員在職12年以上)が表彰されました。

発行:八千代町議会
編集:議会だより編集委員会

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