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議会だより No.190 「6月定例会」(1)

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茨城県八千代町

■八千代町特定自動車部品のヤード内保管等の適正化に関する条例を可決
令和5年第2回定例会は、6月8日から15日までの8日間の日程で開催されました。
この定例会では、町執行部から八千代町特定自動車部品のヤード内保管等の適正化に関する条例をはじめ、補正予算など9議案が提案され、審議の結果、全ての議案を原案のとおり可決しました。
一般質問は6月14日と15日に行われ、9人の議員が登壇し、町の方針をただしました。

■可決した議案内容
《議員提出議案》
◇町議会の個人情報の保護に関する条例
個人情報の保護に関する法律が改正され、議会は個人情報保護法の適用対象外となることから、現在の個人情報保護水準を維持するため、新たに制定するものです。

《条例》
◇特定自動車部品のヤード内保管等の適正化に関する条例
町内のヤードにおける特定自動車部品の保管等の適正化を図り、町民の生活環境を保全するために制定するものです。

《予算》
◇一般会計補正予算(第3号)
歳入歳出をそれぞれ1億8859万4000円増額し、予算総額を84億3954万1000円とするものです。

《人事》
◇監査委員の選任同意
9月12日をもって任期満了となることに伴い、左記の1氏を選任することに同意しました。
斉藤実さん(水口)

《専決処分》
◇税条例の一部改正
地方税法、地方税施行令等の改正に伴い、軽自動車税の税率区分の令和5年12月までの据え置き及び軽減特例の期間延長、設備投資に係る固定資産税の特例措置を創設したものです。

◇国民健康保険税条例の一部改正
地方税法施行令の改正に伴い国民健康保険税の賦課限度額を引き上げたものです。

◇国民健康保険条例の一部改正
健康保険法施行令の改正に伴い、出産育児一時金を48万8000円に増額したものです。

◇一般会計補正予算(第1号)
歳入歳出をそれぞれ1億2557万円増額し、予算総額を82億3757万円としたものです。

◇一般会計補正予算(第2号)
歳入歳出をそれぞれ1337万7000円増額し、予算総額を82億5094万7000円としたものです。

《報告》
◇土地開発公社令和5年度事業計画及び令和4年度決算

◇令和4年度一般会計予算繰越明許費繰越計算書

◇令和4年度下水道事業特別会計予算繰越明許費繰越計算書

◇水道事業会計継続費繰越計算書

◇損害賠償の額の決定及び和解の専決処分事項の報告

■廣瀬賢一議員のご逝去を悼む
八千代町議会議員の廣瀬賢一氏が、去る令和5年4月24日に逝去されました。
同氏は、平成23年、町議会議員に初当選されて以来、連続3期、約12年にわたり在職し、この間、副議長、産業建設常任委員長など数々の要職を歴任され、町の振興と発展、議会の円滑な運営のためにご尽力されました。
八千代町議会は、同氏の生前のご功績を讃えるとともに、ここに謹んで故人のご冥福をお祈り申し上げます。

■町政を問う! 一般質問に9名が登壇
▽学校教育について
関 眞幸 議員
[質問]
関教育長が4月より就任されました。教育行政のトップである関教育長の考えをお聞きします。
当町の教育で、これまでの流れを継承していく部分と変えていくべき部分をお聞きします。また、学校とは団体生活の場です。しかし、現在では個性を伸ばす教育も重要視されています。どうやって両立させていくのか、見解を伺います。最後に、当町でも児童生徒数の減少が問題となっています。学校教育のブランディング化を行い、児童生徒を確保することを提案します。

教育長:八千代町の教育の目指すところは、子供たちが一人一人輝いていくことです。これは継承したいと考えています。私はそれに加え、生きる力を身に付けてほしいと思っています。その中でも、「意欲・思いやり・命」この3つを大切にしています。これは、町内7校におけるグランドデザインに反映するよう指示を出しています。
個性を引き出すというところでは、特別活動というのも大きな役割を果たします。学校行事をはじめ、各学級での課題等について、自分事として捉えて解決の方向に向かって話し合いをすることを重視するようにしています。児童主体、生徒主体の学校行事を仕組んでもらい、子供たちが体験をした後に、あたかも自分達の力で成し遂げたというような充実感が味わえるような学校行事をつくるよう心掛けております。
八千代町の学校教育におけるブランディングを考えますと、私は「意欲・思いやり・命」に併せて「愛郷無限」を掲げています。いかに故郷のために貢献できるかを考え、そして故郷を思い続ける心を育てていきたいと考えております。

▽八千代グリーンビレッジの温泉施設の更新と遊休地の活用による憩いの場づくり
谷中 理矩 議員
[質問]
八千代グリーンビレッジが開業し、30年近い年月が経過しています。施設の老朽化が目立ち、それに伴う改修の必要性が生まれています。国が温浴施設に求める基準も少しずつ変化しています。また、利用者の目線に立つと、きれいで最新の設備に改修しておくことが利用者の安全や気持ちいい入浴にもつながります。今後の改修の計画についてお聞きします。
また、遊休地となっている果樹園をマウンテンバイクが楽しめる空間として活用することを提案します。現在、アウトドアスポーツを楽しむ人口は増加の傾向にあります。アウトドアスポーツは競技としてだけではなく、一つのカルチャーとして成立し、子供も大人も世代を超えて楽しむことができるものになっております。こうした施設が出来ると、そこで新たなコミュニティができ、そこから一つの経済圏が生まれ、憩遊館の集客にもつながると考えます。

産業建設部長:今年度については老朽化している浴室、ロッカー室、サウナルーム等の施設の改修を予定しております。予算額は2600万円ほど計上しています。約2カ月間の休館となりますが、これはハード面の整備を実施することにより、温泉施設としての集客に資するものと考えております。

町長:八千代グリーンビレッジは、町内の人々の憩いの場として、町外の方にも八千代町の顔として大きな役割を果たしています。今後、全体計画を作成し、その中で財源等も確保し、施設の再整備をするのと並行して、社会情勢に合った新たな施設への取り組みも行ってまいります。新たな特色を備えた全世代の人が安心で安全で遊べる場所に整備していきたいと考えております。未利用地につきましては、全体計画の中できちんと対応していきたいと思います。

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