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議会だより No.190 「6月定例会」(3)

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茨城県八千代町

▽学校給食のアレルギー対策について
生井 和巳 議員
[質問]
学校給食は、児童生徒に栄養バランスのとれた食事を提供することにより、心身の健全な発達を促すことが大きな狙いとして行われる教育活動の一つです。また、学校給食は毎日の食事を通して良好な人間関係を築く場でもあり、児童生徒の生涯にわたる健康で充実した生活を送る能力を身につけさせる活動でもあります。教育の一環として実施している学校給食は、食物アレルギーなどの配慮が必要な児童生徒には可能な限りで対応していくことが必要であります。八千代町の学校給食のアレルギー対策について伺います。

教育部長:新小学1年生の就学前の健康診断時に食物アレルギーアンケートを提出していただき、保護者、学校、栄養教諭で面談を実施し、個別支援のプランを作成して対応しております。プランは毎年見直しを行い、継続した対応をしております。また、アレルギーのある児童生徒の保護者には、アレルギー用の詳細な献立表と加工食品等に含まれるアレルギー物質の詳細な情報を提供し、アレルギー物質の有無の確認をしていただいた上で自己除去、もしくは弁当持参などの対応をしていただいております。

町長:教育の一環として実施している学校給食は、食物アレルギーなどの配慮が必要な児童生徒には可能な限り対応していく必要があると考えております。しかし、アレルギーの原因となる食品や症状は児童生徒により異なり、誤った判断や対応は体の成長に影響を与えるだけではなく、呼吸困難など重篤な症状となって現れ、命に関わる場合もあります。よって、学校給食におけるアレルギー対策につきましては、安易な判断は避け、慎重な対応が求められるものと考えております。

▽帯状疱疹ワクチンへの助成について
中山 勝三 議員
[質問]
帯状疱疹は、50歳から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。現在、帯状疱疹ワクチンの接種費用を助成する自治体が増えています。東京都は、助成事業を行う自治体に対して補助事業を実施しています。帯状疱疹ワクチン接種費用への助成を行うことについての見解を伺います。

保健福祉部長:現在、帯状疱疹ワクチンの接種については厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会で定期接種に向けた議論が行われています。八千代町としては、分科会の動向や他の自治体の状況について情報収集を行うとともに、地元医師会の意見も伺いながら、ワクチン接種の助成について調査研究を進めてまいります。

[質問]
小中学校のプールは50年以上の年月の経過により設備は老朽化し、補修や維持管理に費用がかさんでいます。海洋センターについても、夏場の利用期間のみ周囲を覆っていますが、屋根はなく、鉄骨が腐食し、衛生環境が良いとは言えません。
町には、児童生徒たちに水泳の体験授業を提供する責任があります。プール施設に関する今後の方針を伺います。

町長:小中学校のプール施設に関しては、今後の学校の在り方と併せて考えるべき問題だと認識しております。また、八千代町では海洋センターだけでなく中央公民館、総合体育館、保健センターも老朽化しています。こうした施設の改修及び建て替え、小中学校の水泳事業を一カ所に集約すること、民間の力を借りること、全ての可能性を考えて、海洋センターを改修するべきか、それとも移転するべきか十分に協議検討をしてまいりたいと考えております。

▽八千代町の環境保全対策について
安田 忠司 議員
[質問]
地域の水路、農道などの老朽化が深刻な問題となっています。現在は各地域で多面的機能支払交付金を利用した地域活性化、補修などが行われています。しかし、補助金をもらっている地域と、もらっていない地域があると聞いています。町が中心となり、地域と一体となって進めていくべきと考えます。
また、不法投棄の問題や、高齢者や障害者の方々など、ごみ集積所まで行けない人が増えているなど、ごみに関する問題が顕在化しています。こうした問題に対して、八千代町はどう取り組むのか、お聞きします。

産業建設部長:交付金を利用するためには活動組織の設立が必要となります。現在は町内で10組織ございます。事業の推進については、事業に取り組む際の事務の煩雑さなどが課題となっておりますが、引き続き制度の周知徹底を図るとともに、地域の方々の意見を聞きながら、県や土地改良区等と連携し、活動組織への支援及び新たな地域の事業推進、農業水利施設の長寿命化対策に努めてまいります。

町民くらしの部長:不法投棄の通報や発見の連絡があった際には、環境対策課が現地を確認し、警察や茨城県と連携しながら対応をしています。他にも、防犯カメラの設置や、職員による定期的なパトロール、リアルタイムで不法投棄を通報できるスマートフォン用アプリであるピリカの利用促進などの対応を行っております。
ごみの収集に関しては、今年度中に、ふれあい戸別収集事業を開始する予定です。この事業は、家庭ごみを集積所まで運搬することが困難な高齢者や障害者のみで構成されている世帯の生活環境の支援をするため、週に一回、それぞれの自宅までごみを収集に伺う事業でございます。

[その他の質問]
・アフターコロナの八千代町の取り組みとデジタル化推進と今後の活用について

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