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議会だより No.194 「6月定例会」(2)

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茨城県八千代町

■町政を問う! 一般質問に11名が登壇
▽特別障害者手当について
赤塚 千夏(あかつかちなつ)議員
[質問1]
本町の特別障害者手当の受給者は8名とお聞きしました。非常に少ない支給件数ですが、受給対象者の範囲と周知方法についてお聞きします。

保健福祉部長:支給条件は、在宅の20歳以上の方で、対象の障害の程度については診断書に基づいて判断しますが、概ね、身体障害者手帳1級、2級程度、療育手帳のマルA、A程度の障害が重複する等、著しく重度の障害がある方となります。また、障害者手帳の有無は問いません。周知方法については、全戸配布の八千代町福祉ガイドブック、町ホームページ等への掲載です。

[質問2]
要介護4、5の方でも受給出来る可能性があることをわかりやすく説明したリーフレットを作成して、制度を周知することについて見解を伺います。

保健福祉部長:他自治体の調査・研究をして、リーフレットの作成について検討を進めます。

[質問3]
・熱中症対策について
学校体育館は災害時に指定避難所として活用されることから、空調設置を早急に行うべきと考えます。

町長:令和7年度の設置を目標に手続きを進め、児童生徒及び教職員の体調管理に配慮した学校の環境整備に努めます。

[質問4]
環境省は今年、クーリングシェルターの指定・設置に関する手引を示しました。設置計画についてお聞きします。

町長:役場と図書館の2カ所を指定する予定です。図書館が休館日となる月曜日や祝日の翌日は役場を利用するという形がとれ、少なくともどちらか一方の施設を利用できるようにします。

保健福祉部長:クーリングシェルターとしての指定日は7月1日の予定ですが、図書館については、その前から涼しくしてお待ちしております。

▽八千代町の農業の現状と今後のあり方について
安田 忠司(やすだただし)議員
[質問1]
日本の食料自給率は現在約38%で、政府は45%への引き上げを目標にしています。また、農業人口が8割減少するとのデータも出ています。本町でもこの目標に向けて、農業の活性化を図るべきだと考えます。現状を伺います。

産業建設部長:本町の農業者数については減少傾向にありますが、平均年齢は県内市町村で2番目に若い数値となっています。また、地域農業の中心的な担い手である認定農業者数も、近年は横ばいで推移していることから、基幹産業である農業が比較的元気であると認識しています。

[質問2]
農業の生産性を上げるためには農地の基盤整備と集約化が重要です。町の見解を伺います。

産業建設部長:若地区において畑地帯総合整備事業を行っています。現在は、地域での話し合いを行い、農地の売買等を進めながら担い手への農地の集約化に取り組んでいます。

[質問3]
首都圏直下地震、南海トラフ地震等の大規模災害が起きた際には、食糧危機が起きると言われています。その時、本町の農業は非常に重要な位置付けになると思います。

町長:大規模災害が起きた際の食料供給基地として、また、これまで以上に食料を安定的に供給する大きな使命が本町にはあると認識しています。現在、農地活用の地域計画の策定に向けて、小学校区ごとに農業の担い手や土地改良区、JA、農業委員会など地域の農業関係者との話し合いを進めています。

[質問4]
地域商社が立ち上がりましたが、本町の農業との連携についてお聞きします。

町長:今年度、グリーンビレッジ内の加工施設を改修する予定です。地場産品等を活用した加工品の開発がより一層進むと期待しています。そして、これらを地域商社であるはなまるBASEが中心となって販路を開拓し、ふるさと納税の返礼品として取り扱うことで、メイドイン八千代を全国に発信したいと考えています。

▽宿泊施設の整備について
水垣 正弘(みずがきまさひろ)議員
[質問1]
コンテナホテルは建築コストが安いことから、低料金での利用が可能で、利用頻度によって客室数を増減できること、さらには災害用の緊急避難所としての役割や移動可能なことから、近隣自治体での進出が目立ちます。本町においても、地方創生の起爆剤として、グリーンビレッジ周辺にコンテナホテルを誘致し町施設と併設することで、町側と企業側の双方にメリットが見込めるものと考えます。

町長:コンテナホテルについて、八千代町での可能性を話し合ったところ、温泉施設を備えたものは近くにないので、かなりの期待が持てるという話をリサーチの段階では受けています。グリーンビレッジ周辺は市街化調整区域ですので、宿泊施設の建設の可能性について、県の担当部署と協議を行いながら、宿泊施設の誘致を進めたいと考えます。

[質問2]
・憩遊館の再整備計画について
憩遊館は築30年近くが経過し、今後も定期的な点検や修繕が必要です。また、さまざまなイベントが行われ、地域のにぎわい創出に繋がっていると思いますが、改善の余地はあると考えます。今後の老朽化対策と新たなにぎわいの場づくりを含めた再整備計画について伺います。

産業建設部長:民間事業者との連携により、しばらく利用されていなかった憩遊館内の旧そば処について、6月から飲食の提供が再開しました。これにより、平日の夜についても館内で飲食が可能となるほか、休止していた宴会の対応についても再開できる見込みであり、施設の利用促進につながるものと期待しています。

町長:昨年、浴室等の大規模な改修を行いましたが、今後は新たな客層の拡大を目指して機能性向上のためのイノベーションが必要だと考えます。国の補助金の活用も考えながら、再整備計画の具体案を作成したいと思います。

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