▽軟骨伝導イヤホンの導入について
赤荻 妙子(あかおぎたえこ)議員
[質問1]
軟骨伝導イヤホンの導入により、耳が聞こえにくい高齢者や難聴者と円滑にコミュニケーションをとることができ、役場に導入すれば窓口業務の時間短縮も見込まれ、住民サービスの向上にもつながるのではないでしょうか。
総務部長:軟骨伝導イヤホンは、有効なコミュニケーションツールだと認識していますが、導入については他自治体の導入事例等を参考にしながら、調査・研究を進めます。
[質問2]
・病児保育事業について
共働き世帯の増加に伴い、病児保育の需要はますます高まります。現在、病気になった子どもへの支援について教えてください。また、病児保育事業に対する町の見解を伺います。
保健福祉部長:現在、本町では病児保育事業は実施していませんが、病気の回復期の子供を一時的に保育する病後児保育事業を町内一カ所の保育園へ委託しています。
町長:子供の病気への支援は子育て支援にもつながると考えます。一方で、この事業は医療機関との連携が不可欠ですので、今後、近隣自治体の状況調査や関係機関とも協議を行い、導入について検討いたします。
[質問3]
・引きこもり支援について
引きこもり支援は、本人の意思を尊重し、自立の力を中心に置いた支援が求められます。また、本人と家族の考えは異なるとした上で、家族全体への適切な支援も求められます。本町の引きこもりへの支援と今後の取り組みについて伺います。
保健福祉部長:相談窓口として、役場の福祉介護課や健康増進課、社会福祉協議会等で本人や家族などからの相談を受けています。また、昨年から八千代町基幹相談支援センターを開設しました。今後は、相談しやすい環境づくりはもとより、県の相談支援センターや筑西保健所、並びに児童相談所など関係機関との情報共有や連携をさらに強化するよう、引き続き取り組みます。
▽改正広域的地域活性化基盤整備法を基にした人口増施策について
谷中 理矩(やなかりく)議員
[質問1]
改正広域的地域活性化基盤整備法にあわせて、特定居住促進協議会の設立が可能になりました。八千代町も立ち上げる予定はあるのかお聞きします。
町長:協議会の設立については、国や県の動向を注視しながら適切に対応できるよう調査研究を進めてまいります。
[質問2]
テレワーク、コワーキング環境等の基盤整備についてお聞きします。
町長:若い世代への二地域居住促進を図るためには、本町にいながらにして仕事ができるテレワーク環境の整備や、さまざまな業種の方が同じスペースで仕事をするコワーキングスペースの整備が必要であることは認識しています。空き家や公共施設等を利用することも考えられます。今後、近隣市町で既に整備されているコワーキングスペースなどの利用率も調査した上で、ニーズを的確に把握しながら検討を進めます。
[質問3]
・被災時の初動体制構築について
災害時には、早急な対応が町民の生命財産を守り、スピーディーな復興を成し遂げることにつながることから、現段階で備えられるところを最大限備えておく必要があります。災害ボランティアセンターの立ち上げに当たって、現在の準備状況、訓練の予定についてお聞きします。
保健福祉部長:災害ボランティアセンターの立ち上げについては、災害ボランティアセンターの設置・運営等に関する協定書に基づき、町と社会福祉協議会が協議し、運営については町との連携体制のもと、社会福祉協議会が主体となり進めることとなります。また、災害ボランティアセンター設置・運営マニュアルを現在作成中です。
訓練については、茨城県社会福祉協議会が主催する研修会や県社協と市町村社協が共催で実施する災害ボランティア運営訓練、また実際の被災地への支援に職員を派遣し、そこで得た経験等の共有を行っているところです。
▽部活動について
大里 岳史(おおさとたけし)議員
[質問1]
八千代町の子どもたちが健全に成長し、将来の日本を担う存在となるためには、地域と協力して優れた人材を確保するような教育環境の整備が欠かせません。部活動の地域移行は、その一環として重要な施策だと考えます。町の見解を伺います。
町長:八千代町においても、令和7年度までに、休日の部活動の地域移行を実施しなければならないと認識しています。今年度、スポーツ振興課を主管として「八千代町中学校地域クラブ活動推進協会」を組織し、町スポーツ協会及びスポーツ少年団、学校と連携しスピード感をもって事業を推進します。
[質問2]
今後ますます子どもたちは少なくなります。そうなると単独の中学校では成り立たなくなる部活も出てくると思いますが、そうした部活をモデルとして部活を統合することに関して考えをお聞かせください。
教育長:現在、八千代一中と東中のサッカー部は休日の練習を一緒に行っています。9月からの新人戦に向けての新体制では、サッカー部、野球部、女子バスケット部が合同のチームを作るという形で話が進んでいます。部活動を合同で行うことに関しては、八千代町中学校地域クラブ活動推進協議会でも合意を得ていますので、今後も積極的に行っていきたいと考えます。
[質問3]
子どもたちの中には、自分の夢を追いかけ、民間のクラブチームに行く子もいます。クラブチームでは月謝や遠征費など多くのお金がかかり、大きな負担となっています。夢を追いかける子どもたちに対して、町がバックアップをする考えはありますか。
町長:私は、八千代町の子どもたちが、他自治体に引けをとらず、さまざまな経験ができる町を目指しています。それをお金の問題で妨げるつもりはありません。しかしながら、支援の方法については、町民各位の意向等をふまえて、協議・検討してまいります。
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