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《特集》利根町思い出ライブラリ(1)

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茨城県利根町

■覚えていますか?あの頃の利根町。
古き良き時代。みなさんはいつの時代のどんな風景を思い描きますか?
今ほど物や情報があふれていなかった時代。それでも、思い出すと懐かしく、心が温かくなる風景が、心の中にあるのではないでしょうか。
利根町の風景も、時代の変化とともに大きく変わり、現在に至ります。その変化を知ることは、町の未来を考える上でも、とても大切なこと。
昔の利根町の姿を少しずつ繋ぎ合わせて、未来に残していく。
町の宝物を集めるような、そんなプロジェクトがスタートしました。

■利根町地域資源登録事業「利根町思い出ライブラリ」
戦後の利根町の写真や証言を収集して、地域の思い出として保存・共有を目指すプロジェクトが動き始めました。
今後も収集、編集を継続して、デジタル技術を利用した地域アーカイブスの構築を目指していきます。

高度経済成長期と呼ばれる昭和30年代から40年代。戦後、日本社会は高度経済成長によりライフスタイルが大きく変化しました。利根町にも多くの変化があったこの時期。現代に繋がる変化を知ることは、町の未来を考える上でも重要なことです。
50年以上前の利根町の記録を集めて、デジタル技術を利用した地域アーカイブスの構築を目指すプロジェクトが動き始めました。その名も「利根町思い出ライブラリ」。
みなさんの記憶の中にある、貴重な利根町の思い出や経験を、収集・記録して、利根町の過去の姿や地域の変遷を共有資産にしようというものです。
戦後の利根町を知っている人たちは、地域の歴史や変遷に深く関わってきた貴重な証人であり、その記憶や経験は、個人の人生や経験に留まらず、時代や地域の貴重な記録でもあります。
広報とねの裏表紙に毎月掲載している「とねまちプレイバック」でも、昔の広報とねを掲載していますが、一つの記事から当時の様子がわかるように、昔の写真とそれにまつわる証言を記録することは、町の貴重な記録となります。
今年の7月、シニアの方々による少人数での座談会を開き、それぞれが持ち寄った昭和30~40年代の写真を見ながら当時の記憶を話して、記録するという作業を行いました。今後も、年代やカテゴリを細かくわけながら、インタビューを実施するなど、収集作業を進めていく予定です。収集した記録は、整理・編集を行い、ウェブ上での公開を目指しています。

■探しているのはこんな写真です
・昭和30~40年代の写真
・集合写真やポートレートよりも人々の暮らしの様子がわかるもの
・屋内よりも屋外で撮影された、町の様子がわかるもの
・撮影者が写真提供について許可できるもの

古い広報とねも探しています
・昭和39年に発行された広報とね第1号から第8号
・昭和40年2月号、昭和40年4~7月号
お持ちの方は役場まち未来創造課シティプロモーション係までご連絡ください。

■柳田國男の第二の故郷「利根町」
「ハレ」と「ケ」は、柳田國男によって唱えられた、日本人の伝統的な世界観や生活リズムを表現した言葉です。柳田國男は、昔の人々の「ハレ」と「ケ」の区別の仕方と、現代の人々の「ハレ」と「ケ」の区別の仕方を比較し、そこから未来への潮流を読み取ろうとしました。
柳田國男の第二の故郷である利根町で、この「利根町思い出ライブラリ」を実践することは、とても大きな意味があるといえるのではないでしょうか。
柳田國男が重要視していた「フィールドワークによる民俗資料の収集」が、この「利根町思い出ライブラリ」に繋がるように、利根町の昔の姿を拾い集めていきます。

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