暮らしの情報欄『消費生活相談だより』

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■糖質カットできるとうたった電気炊飯器にはご注意を!
近年、健康志向やダイエットへの関心の高まりから、糖質や炭水化物の摂取を控えるダイエットが注目されている中、ご飯の糖質を低減できるとうたった電気炊飯器(以下、「糖質カット炊飯器」という。)に関する相談が増えています。

▽事例1
テレビで糖質カット炊飯器の宣伝を見て注文し、5日前から使用しているが、血糖値の数値に変化がない。テレビでは血糖値が改善するとの説明はなかったと思うが、糖質カットされれば血糖値も改善されるはずではないか。(60代男性)

▽事例2
店で糖質カット炊飯器を購入し、説明書どおりに炊飯したが、おかゆになる。水を少なくしてもやはりやわらかい。メーカーに新品と交換してもらったが同じだった。(60代女性)

国民生活センターにおいて、糖質カット炊飯器のうちで代表的な6種類についてテストした結果、「糖質カット炊飯」と「通常炊飯」では、含まれる糖質(でん粉)の総量に大差はありませんでした。これらは消費者の誤認を招くおそれがあり、景品表示法上の問題となるおそれがあると考えられます。

▽アドバイス
・糖質カット炊飯器と通常の炊飯の比較では、ごはんに含まれる糖質の総量に大差がなかったことを踏まえ、ご飯を食べ過ぎないように注意しましょう。
・「糖質を低減できる」とうたった糖質カット炊飯器で、広告・表示にうたわれている低減率にするにはどう炊いたら良いのか、事業者に確認してみましょう。
参考：テスト結果は、国民生活センターのホームページのPDFに糖質カット炊飯器の写真入りで詳しく掲載されています。

問い合わせ先：
(1)まち未来創造課　消費生活相談窓口【電話】68-2211(内線246)
毎週月・水曜日　午前10時～正午、午後1時～5時
リモート相談もぜひご利用ください!毎週火・木曜日(要予約)
(2)茨城県消費生活センター【電話】029-225-6445
平日と日曜日(日曜日は電話のみ)　午前9時～午後5時(日曜日は4時まで)
(3)国民生活センター(消費者ホットライン)【電話】188(いやや!)
土・日曜日、祝日　午前9時～午後4時

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