《暮らしの情報欄》商工会だより

15／44

■新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
令和六年の新春を迎えるにあたり、謹んでお慶び申し上げます。
旧年は、長期化した新型コロナウイルス感染症の影響もおさまり、ようやく平常を取り戻せるかとも思えましたが、ウクライナ問題や円安、更にはエネルギー・原材料価格の高騰が続き、加えて新型コロナウイルス対策融資(いわゆるゼロゼロ融資)の無利子期間が終了したことによる通常返済の開始、消費税インボイス制度の開始などにより、地域の中小企業・小規模事業者にとって厳しい状況が継続しております。
このように我が国経済の先行きの見通しが不透明な中で、地域の中小企業・小規模事業者の皆様におかれましては、不安を抱えながらも、懸命に事業活動の継続に取り組んでおられることと存じます。
利根町商工会といたしましては、このような未曽有の危機を乗り越えるためにも、今後も中小企業・小規模事業者の声に耳を傾け、商工会組織を挙げて、きめ細やかな伴走型の支援に全力を注いでまいりたいと思います。
また、全国の小規模事業者が減少しているなかで、利根町商工会におきましては、令和二年度より会員の増加が続き、茨城県商工会連合会より三年間連続で表彰を賜る栄誉に恵まれました。
これも、商工会の役職員が一丸となって地域の事業者を支え続けてきたことに対する、大きな期待のあらわれであると感じております。
新たな年も、インボイス制度への対応、デジタル社会や脱炭素化社会への転換、円安によるインバウンド需要への対応、事業承継の加速化など、多くの課題がありますが、会員の皆様の実状に応じたきめ細かな支援を実行する体制を構築し、事業を推進していく所存であります。
ポストコロナ時代において、地域に根差した唯一の経済団体として、「会員あっての商工会」であることを改めて認識したうえで、私も利根町商工会長としての責務を果たすべく邁進いたしますので、引き続き皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。
終わりに、利根町商工会員の皆様並びに関係各位にとりまして、本年が大きく飛躍する年となり、明るい一年となりますよう心よりご祈念申し上げます。
利根町商工会　会長　新井邦弘