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自治体の皆さまへ

認知症地域支援推進員のつぶやき No. 72

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茨城県利根町

■耳を傾けて 認知症を自分事と考えてみませんか?
施設にいると色々な音を聞きます。車の通る音、人の話し声、電話など生活音のほかにホーホケキョ、ホーホケキョの鶯の鳴き声、ピロピロとひばりの声、最近では、チョットコイ、チョットコイとコジュケイの声、ジジジと燕の声など沢山の鳥の声が聞こえます。利根町は今でも自然がたくさん残っています。鳥の声に季節を感じ、吹く風に天気の変化を予測する。豊かな自然と多様な生き物を身近に感じ、その恵みの中で生かされていることに感謝しています。歳を重ねた今だからこそ感じることかもしれません。
最近、もし私が認知症になったらどうしてほしいかと想像することも増えました。出来る事はやりたい、働きたい、楽しみたい、自分の思いを伝えたい、そしてなにより信頼の持てる人が一緒にいてほしいと思うのです。認知症の理解が進み、医療の進歩も期待されています。まず、自分事と考えることで認知症の理解の第一歩がスタートすると考えます。それほど、認知症が身近な時代に突入したこと、仕事を通して実感しています。認知症予防のために体操・脳トレを行い、生活習慣病にならないように病院に通う。もう一歩先に自分が認知症になったらと考えることは、なかなか考えたくないと思いますが、例え認知症になったとしても、自分らしく楽しく生活できる利根町であってほしいと心から願っています。そのために、今の自分が出来ることは、認知症の人の声に耳を傾け、言葉の先にある心の声を聞くことです。人もまた自然の一部ですからね。

■私たちはここにいます!
認知症地域支援推進員配置施設
・利根町地域包括支援センター【電話】68-2211
・利根町保健福祉センター【電話】68-8291
・複合福祉施設 響【電話】61-8500
・介護老人保健施設もえぎ野【電話】84-6081

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