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キラリ古河ビト

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茨城県古河市

■家具作りに真心を込めて
多数の賞を受賞する若手家具職人 落合将紀(まさき)さん(39歳・高野)

家具店「MERGE(マージ) FURNITURE(ファニチャー)」でオリジナル家具の製作を行っている落合さん。ウッドデザイン賞やIBARAKI DESIGN SELECTIONなど、多数の賞を受賞しています。今後、さらなる活躍が期待される落合さんに、家具職人になろうと思ったきっかけや製作にかける思いなどについて伺いました。

落合さんが家具職人になることを志したのは28歳の頃。雑誌で見たデンマーク家具の美しさに衝撃を受けたことがきっかけだそうです。自分も人を感動させる作品を作ってみたいと自宅の横に工房を構え、家具作りの道を歩み始めました。
職業訓練校に通うため一度職を離れ、1年間専門的な知識を学んだという落合さん。その後、家具関連の仕事に再就職し、会社に勤める傍ら本格的に製作を開始。10年の節目に力試しにと応募したコンクールでは、見事ウッドデザイン賞を受賞しました。受賞作の「Pekkle(ペックル) Chair(チェア)」は、長時間座っても疲れないよう形状にこだわった一番思い入れのある作品です。その後も多くの賞を受賞するなど、周りから高い評価を受け少しずつ認知度も上がってきました。デザインから製作まで一貫して1人で行うため、椅子一脚を仕上げる作業日数は10日ほど。製作には苦労することも多いそうですが、お客様の喜ぶ顔を想像すると自然と手に力が入ると笑顔で話します。
美しいデザインだけでなく、使う人の気持ちに寄り添いながら、一つ一つ丁寧に作られた家具たち。今日も工房からは落合さんが真心を込めて木材をたたく、心地よい音が聞こえてきます。

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