キラリ古河ビト

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■世界のみんなと楽しみたい
WSJスケートボード2023年強化指定選手　長谷川瑞穂さん(12歳・新久田)
4月12日～16日に笠間市で開催された「マイナビスケートボード日本OPEN」のパーク女子で優勝した長谷川さん。国内トップレベルの選手が集う中、練習では成功しなかった技を決めるなど勝負強さを発揮しました。パリ五輪出場を目指す長谷川さんにスケートボードの魅力などについて伺いました。

スノーボードの選手だった母の影響で、5歳からスケートボードを始めた長谷川さん。笠間市や千葉県、埼玉県などにある施設で、平日は3時間以上、休日も6～8時間ほど練習に励んでいます。
競技では特にスピードや高さが要求されるため、怖いと感じることもあるそうですが、難しい技が成功した瞬間の嬉しさや楽しさは格別。またそれ以上に、性別や年齢、国籍を越えてたくさんの人と交流できるところがスケートボードの魅力だと言います。試合ではライバル同士でも、技が成功したときは一緒に喜びを分かち合うのがスケートボード文化の特徴です。
5月に千葉市で開催された国際大会の「Xゲーム」では、天候の影響で決勝戦が行われず悔しい結果となりました。その悔しさをバネに、どんな環境でも実力を発揮したいという強い気持ちで日々練習を重ねています。10月にローマで開催される世界選手権ではさらなる活躍が期待されます。
「目標はパリ五輪の出場だけど、順位を意識し過ぎずに楽しく滑りたい」と語る長谷川さん。自分の演技を通してスケートボードの楽しさを広めていきたいと屈託のない笑顔を見せてくれました。