キラリ古河ビト

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■自分らしさを一筆に込めて
全国書き初め展覧会文部科学大臣賞受賞　清水咲希(さき)さん(22歳・東本町)

昨年開催された第38回全国硬筆コンクールで全書会大賞、第38回全国書き初め展覧会で文部科学大臣賞を受賞しました。今後のさらなる活躍が期待される清水さんに、書に対する思いやこれからの目標などについて伺いました。

清水さんが書と出会ったのは小学3年生の時。祖母の知人が書道の先生だったことがきっかけで硬筆を習い始めました。高校在学時には流派の最高段位を取得するなど、その才能を発揮してきた清水さんですが、やり遂げた達成感から、高校2年生の時に一度書の道から距離を置いたそうです。
書から離れていた約2年間、Instagramでさまざまな作品を見てきました。その中で自分の理想とする文字に出会い、SNSを通じて同じ思いの仲間と知り合ったことで、再び書に対する熱い感情が湧き上がったと清水さんは話します。硬筆コンクールや書き初め展覧会への出品も、仲間の後押しがあったからこそ。初出品ながら、見事に文部科学大臣賞という名誉ある賞を受賞することができました。受賞した作品は、余白や行間など全体のバランスを重視しながら線の強弱を大切にし、清水さん独自のアレンジを加えた最高傑作です。
「上手に書けたと思っても、数日後に見直すとあらが見えてくる。それは自分が成長している証し」と語る清水さん。自分の教室を開き、書の魅力をたくさんの人に知ってもらいたいという夢を叶えるため、現在も日々成長を続けています。