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健康百科

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茨城県古河市

■自律神経と血圧の関係
朝に血圧を測ると高いということをよく聞きます。これは、10月号の健康百科で取り上げた1日の生活リズムと関係します。

○交感神経と副交感神経
夜は眠るために自律神経が血圧を下げるように働いており、この自律神経は副交感神経といいます。朝になって目覚めの時間になると、今度は血圧を上げる方の自律神経が働き始めます。これは交感神経です。
交感神経は、心臓の動きを活発にして血圧を上げます。脳と筋肉に十分な血液を送るためです。1日が始まるときに、体を動かす準備をしています。しかし、朝になっても交感神経が働かずに血圧が上がらない低血圧の人は、朝起きるのが不得意で寝起きが悪いといわれています。

○1日の血圧の変化
朝起きた時に血圧が150~160という高い状態でも、朝食を食べて落ち着くと、通常は120~130に下がります。そして日中に140~150くらいになることがあっても、平均して120~140の間であれば、まったく問題ありません。むしろ、そう変化することは、自律神経が生活に合わせて血圧を正しく変化させてくれている証拠です。そして眠る時間が来ると、先述のように副交感神経が働き始め、血圧が下がってゆっくり眠りにつけるのです。血圧はそのように1日中変化しています。
しかし、朝の高い血圧がそのまま下がらないのは高血圧です。治療が必要な場合があるので、すぐに医師の診察を受けましょう。

問合せ:古河福祉の森診療所 赤荻榮一医師
【電話】48-6521

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