キラリ古河ビト

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■世界で培った経験を生かして
空手道指導者
染谷香予さん(33歳・旭町)
真有美さん(31歳・旭町)

空手競技の日本代表として、世界を舞台に華々しい活躍をされてきた香予さんと真有美さん。昨年、競技生活を引退し、指導者として新しい道を歩み始めた2人に、今後について話を伺いました。

幼少の頃、アニメの主人公に憧れて空手を始めた香予さんと真有美さん。両親の献身的な支えもあり、香予さんは世界選手権や5度のアジア大会で優勝、真有美さんは20年の東京五輪で活躍するなど、日本代表として輝かしい成績を収めてきました。
さらなる活躍が期待される中、地元である古河市に、道場という枠を超えた空手スタジオを作りたいという思いから、2人は引退を決意します。迷いはあったと言いますが、周囲の人たちの温かい応援に心が満たされ、決心がついたそうです。
6月には晃陽学園高等学校の教諭にそろって就任し、保健体育と部活動(空手)を担当。これまで培ってきた経験を余すことなく後進に伝えています。指導の際に2人が大切にしているのは、強制するのではなく、生徒が自発的に取り組むよう促すこと。また、勝ち負けではなく心身の向上に重きを置き、生徒と共に自分たちも成長したいと謙虚に話します。
現在、始動に向けて準備中の空手スタジオ「POLARIS(ポラリス)」も、豊かな心づくりが狙いの一つです。その根底にあるのは、今まで支えてくれた人たちへの感謝の気持ちと、空手で古河を盛り上げたいという熱い思い。今後も、新たな挑戦を続ける2人の活躍から目が離せません。