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自治体の皆さまへ

華のある都市(まち)古河 令和6年度施政方針 1

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茨城県古河市

古河市長 針谷力
令和6年度における市政運営の基本方針および、未来を見据え輝く古河市を創造するための主要施策等の概要について説明します。

令和6年は、私が市長に就任してから8年目となる2期目の区切りの年です。就任以来、私たちを取り巻く環境が目まぐるしく変化し続ける中、市民の皆さまからの負託に応えるべく、市民誰もがふるさと古河を誇りに思い、希望を持って暮らせるまちにすることを目指して、市政に邁進(まいしん)してきました。
いつの時代も未来を切り拓(ひら)くのは「人」です。気候変動や少子高齢化などが深刻化する不確かな時代において、市民目線に立った政策に重点を置き、未来を切り拓く事業を全力で推し進めていきます。誰もが生き生きと輝く明るい未来に向けて、職員と共に創造性を発揮し、古河市の進化を確かなものにしていきます。

■市政運営の基本方針
令和6年度は、第2次古河市総合計画の基本理念で掲げる「華のある都市古河」を目指して、今後4年間にわたる市政運営の指針となる第III期基本計画が新たにスタートします。社会課題の解決と持続可能な未来を創造するため、基本目標に応じた重点施策について、限られた財源を有効に活用しながら、発展的かつ持続的な事業を展開していきます。

◆市政運営の基本方針 古河市の持続的な発展につなげる5つの重点施策
○1つ 地域の特性を活いかした、仕事をつくる
世界的にも自然環境と都市機能の調和が重要視される中、大きな転換点を迎えているのがまちづくりです。歴史ある文化や豊かな自然など、多様な顔を持つ古河市のポテンシャルを引き出すため、地域未来投資促進法を活用した官民連携による新たな産業基盤の整備により、地域経済の好循環と新たな雇用の創出を目指します。

○2つ 移住と定住を促し、新しい人の流れをつくる
14万人の市民一人一人が、次なる時代のゲームメイクを担う存在です。100年先も豊かさにあふれる持続可能なまちを目指し、定住に目を向けた新たな住宅支援策を始めます。また、愛着や誇りであるシビックプライドを向上させるブランド戦略により「こがでくらすと」の言葉に続くまちの魅力をみんなで共有することで、まちをアップデートしていきます。

○3つ 若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる
今日の子育て環境において、子育て世帯は将来への不安など、さまざまな課題を抱えています。小中学校の学校給食費の無償化や、中学生の悩みや不安を可視化するツールを導入することで、子どもが健やかに成長し、安心して学べる環境づくりを目指します。切れ目のない子育て支援の手を緩めることなく、子育て世帯を全力でサポートしていきます。

○4つ 安心な暮らしを守り、魅力的な地域をつくる
災害時の市民一人一人の防災意識を高めるため、効果的な施策を推進するとともに、消防団活動に不可欠な資機材の充実を図り、地域の防災力の向上につなげます。また、秋頃には古河駅東部土地区画整理事業地内に民間の商業施設が開業予定であり、新たなにぎわいが創出されますので、スピード感を持って周辺環境の整備を進めます。

○5つ GX・DXの加速
循環型社会の実現に向けて、環境基本計画で掲げる「人と自然が共生し、豊かな環境・歴史を未来につなぐまち」を目指して、省エネ診断を行う中小企業の脱炭素経営を支援し、産業全体のCO2削減につなげます。また、DX(デジタルトランスフォーメーション)は単なる業務の効率化にとどまるものではありません。窓口のキャッシュレス化やChat(チャット)GPTの活用など、デジタルでサービスの質の向上を実感できるよう、デジタルトランスフォーメーションを加速します。

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