■子どもたちの豊かな成長のために
天皇陛下から御下賜金を拝受
こばと保育園の皆さん
今年で創立53年目を迎えるこばと保育園は、自然に囲まれた環境で園児85人の保育を行っています。
保育の特徴は、体験学習や地域との関わりを大切にしている点。地元の農園と連携を取り、田植えから収穫したお米をおにぎりにして食べるまで、体験を通した食育を実施しています。また地域の交番や郵便局にお礼の花束を届けたり、サンワ設計ネーブルパークでごみ拾いをしたりするなど、思いやりの心や道徳心を育んでいます。こうした取り組みが評価され、昨年9月には「第2回いばらき保育の魅力コンテスト」に入選。さらに2月には、優良な社会福祉事業団体に対して天皇陛下から贈られる、御下賜金(ごかしきん)が下賜されました。
工藤義人(よしひと)園長は、県保育協議会の会長も務め、常に保育の質の向上に尽力しています。保育方針を巡り、保育士とお互いに納得できるまで議論になることもあるそうですが、全ては園児を思っているからこそ。前例にとらわれず、新しいことに挑戦し続けたいと話します。
子どもたちには、友達を大切にして、思いやりを持った人になってほしいと語る工藤園長。入園して良かったと思ってもらえる保育園を目指し、これからも温かい心で子どもたちを見守り続けます。
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