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さしま茶 ふれあい学習

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茨城県坂東市

5月10日、県立農業大学校で、市内13小学校の4年生約400人が「さしま茶」について学びました。
この学習は、地元の特産品であるさしま茶について子どもたちに知ってもらおうと、茨城県茶生産者組合連合会坂東支部が主催。新型コロナウイルスの影響で、4年ぶりの開催となりました。
青空の下、子どもたちは夢中になって新芽を摘み取り、楽しみながら学びました。

◆ふれあい学習スケジュール
(1)お茶の説明
県立農業大学校の先生から、お茶についての説明を聞きました。種類や産地、お茶が健康に良い成分を含んでいること等を学びました。

(2)茶摘み体験
生産者から新芽と2枚の葉を一緒に摘む「一芯二葉」という摘み方を教わり、茶畑で茶摘み体験!摘んだ新芽を段ボール箱に集めました。

(3)製造工程見学
校内の製造工場で、茶葉を蒸したり、熱風で乾かす工程などを見学しました。お茶の葉を摘んでから飲めるまで、約7時間かかります。

(4)新茶の試飲
数日前に収穫されたばかりの茶葉でできた新茶を試飲。香りや甘みを味わい、「おいしい!」「ちょっと苦い」等の声が聞かれました。

◇岩井第一小学校 荒川由璃さん
コロナ禍でずっとできなかったので、貴重な体験になりました。さしま茶を飲んだのは初めて!お茶摘みがすごく楽しかったです。

◇茨城県茶生産者組合連合会 坂東支部 荒木準人支部長
地元の特産品を子どもたちに親しんでもらえてよかった。今年は生育が良く、質の良いお茶ができたので、ぜひ皆さんに飲んでいただきたいです。

■市の特産品 さしま茶
茨城県を代表する三大銘茶の一つで、県西地域(坂東市・古河市・常総市・境町・八千代町)で栽培されています。濃厚な味と香りが特徴です。

■さしま茶の歴史と中山元成(なかやまもとなり)翁
今から約400年前、江戸時代にさしま茶の栽培が始まりました。関宿藩からさしま茶の国内各地への販売を託されていた岩井の豪農・中山元成翁は、ペリーの浦賀来航を機に海外市場に注目。さしま茶の宣伝に奔走し、1859年(安政6年)、アメリカ輸出に成功。日本で初めて海外に輸出されたお茶として名声を博しました。

問合せ:農業政策課
【電話】0297-21-2194

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